パリ五輪出場をかけて戦う『ワールドカップバレー2023』の女子大会が9月17日の2日目が実施され、日本代表はアルゼンチンをストレート(25-18、25-18、25-23)で下し、2勝目を飾った。
【女子バレーPHOTO】日本の頼もしき司令塔!アタッカー陣を支える“縁の下の力持ち” 関菜々巳の厳選ショット
いつもは古賀紗理那を中心に得点を重ねる日本だが、この日は違った。相手のブロックに徹底マークされ、さらにはコンビも合わず苦戦を強いられたキャプテン。それを助けるように、ミドルの山田二千華、宮部藍梨、さらには井上愛里沙や林琴奈が奮闘し、3セットで試合を終わらせた。
眞鍋政義監督は試合後の会見で、「古賀は決定率、効果率ともに低かったのですが」と切り出すと、「2セット目の途中ぐらいから関(菜々巳)のトスが急に速くなった。やはり緊張しているんでしょうね。そこは古賀の責任ではない」とフォロー。
そして「今のフォーメーションでは、井上(愛里沙)がサーブレシーブをしないところ。逆に言えば古賀がサーブレシーブをするもんですから、古賀にかなり負担がかかっています。そういう所も見て欲しい」と献身的な働きぶりを高く評価した。
この日13得点を挙げた宮部藍梨は、「やっぱりキャプテンであり、エースであって、いつも決めてもらっている分、全員が『決めてくれるだろう』っていう甘えじゃないですけど、皆がそう思ってしまって...」と“古賀頼み”であったことを明かしながらも、チームの状態を称えた。
「紗理那さんが決まってないのではなく、効果率の高さが他の選手と比べて目立たなくなったときが、多分チームとして一番いい状態。皆が打って攻めれていて、状態が一番いいと思う。今日は他の選手も頑張っていたと思いますし、そこは悲観的に捉えず、他の選手も頑張たことを評価したい」
とは言え、やはり苦しい場面でも決めきるのが古賀の強みだ。3セット目、22対21と競った場面で、日本はタイムアウトを挟んだ。その後、セッターの関が信頼を寄せて選択したのがキャプテンだった。
「紗理那さんが(自分のトスに)合わせてくれたっていのは大きいですが、ああいうプレッシャーがかかった場面でも決めてくれる選手だと思っているので、最後は託そうと思いました」
ひとりの選手に頼り切らず皆で繋ぎ価値ある1勝を挙げた、火の鳥NIPPON。残り5戦もまたチームで乗り越えていきたいものだ。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
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そして「今のフォーメーションでは、井上(愛里沙)がサーブレシーブをしないところ。逆に言えば古賀がサーブレシーブをするもんですから、古賀にかなり負担がかかっています。そういう所も見て欲しい」と献身的な働きぶりを高く評価した。
この日13得点を挙げた宮部藍梨は、「やっぱりキャプテンであり、エースであって、いつも決めてもらっている分、全員が『決めてくれるだろう』っていう甘えじゃないですけど、皆がそう思ってしまって...」と“古賀頼み”であったことを明かしながらも、チームの状態を称えた。
「紗理那さんが決まってないのではなく、効果率の高さが他の選手と比べて目立たなくなったときが、多分チームとして一番いい状態。皆が打って攻めれていて、状態が一番いいと思う。今日は他の選手も頑張っていたと思いますし、そこは悲観的に捉えず、他の選手も頑張たことを評価したい」
とは言え、やはり苦しい場面でも決めきるのが古賀の強みだ。3セット目、22対21と競った場面で、日本はタイムアウトを挟んだ。その後、セッターの関が信頼を寄せて選択したのがキャプテンだった。
「紗理那さんが(自分のトスに)合わせてくれたっていのは大きいですが、ああいうプレッシャーがかかった場面でも決めてくれる選手だと思っているので、最後は託そうと思いました」
ひとりの選手に頼り切らず皆で繋ぎ価値ある1勝を挙げた、火の鳥NIPPON。残り5戦もまたチームで乗り越えていきたいものだ。
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