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「驚異の洞察力!」「素晴らしすぎる」第3セットで“怒涛の11得点”を挙げた井上愛里沙に海外解説者も驚愕!3連勝でブルガリア戦に臨む【女子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.09.20

両チーム最多24得点を挙げた井上。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

両チーム最多24得点を挙げた井上。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 バレーボール女子日本代表が、パリ五輪出場をかけて奮闘中の『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』で、開幕から3連勝と好調な滑り出しを見せている。

 世界ランク8位の日本代表は、初戦の同29位ペルーと第2戦の同19位アルゼンチンに続き、19日に行なわれた3戦目の同17位プエルトリコにも勝利。粘り強い南米勢を相手に、1セットも落とさず完勝を続けている(※世界ランクは対戦時)。

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 3連勝を飾ったプエルトリコ戦は、第1セットに最多8点リードの後、終盤に巻き返しを許して22-22。緊張が走る場面で流れを呼び戻したのは、主将・古賀紗理那のプレーだった。それまで11得点を挙げていた大砲ブリタニー・アバクロンビーの強烈なバックアタックを、渾身のディグで阻止して井上愛里沙の逆転弾を演出。すると、国際バレーボール連盟の配信サービス『VolleyballTV』の解説者は、「なんてディグだ!コガが重要な仕事をした。これこそ、ウイニング・レシーブ!」と思わず声を上げた。そのコメント通り、日本は続くリリーフサーバーの石川真佑がエースを決めてセットポイントを引き寄せ、試合を先行することに成功した。

 さらに、アタックで両チーム最多となる24得点を叩き出した井上を大絶賛。守備が不可能なスペースを瞬時に見極め、強烈なスパイクで得点を量産するスキルに、「驚異の洞察力」と感嘆し、怒涛の11得点を挙げた第3セットには、「超絶!」「素晴らしすぎる」「絶好調!」など、賛辞を連発した。
 
 プエルトリコで最大発行部数を誇る日刊紙『El Nuevo Dia』がこの対戦を伝えたほか、南米のスポーツメディア『RECORDO.COM』は、世界ランク8位の日本を、「バレーボール界トップチームのひとつ」と紹介。「プエルトリコは、第1セットに追い上げ、第2セットで中盤まで接戦を続けたが、サリナ・コガとアリサ・イノウエの主軸の活躍で偉大なチームに勝ち越され、打ちのめされた。そのまま3セット目を戦うことになり、日本バレーに対峙できたのは、チーム唯一の二桁得点をマークしたアバクロンビーだけだった」と日本への敬意とともに試合結果を報じた。

 第3戦は、ブラジルがブルガリアに勝利するも、フルセットだったため勝点は「2」。勝利数と勝点で日本と並ぶトルコはペルー戦で1セットを落としたことで、得失セット「0」の日本が単独首位(第3戦終了時)に立っている。

 日本代表は今夜行なわれる第4戦で、世界ランク18位のブルガリアと連勝更新をかけて対戦する。まだ白星のないブルガリアだが、第3戦では、18~21歳のアタッカー陣と17歳のセッターを起用して同ランク4位のブラジルを敗戦の危機へ追い込み、フルセットマッチを強いた。ブロックはブラジルの17本に対し12本で二桁。エースは3本に対し9本と大きく上回っており、要注意だ。

 火の鳥NIPPONがパリ五輪出場へさらに近づくため、負けられない戦いとなる。

構成●THE DIGEST編集部

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