パリ五輪予選を兼ねた女子バレーボールの『ワールドカップ』B組が、国立代々木競技場 第一体育館で開催されている。８カ国の総当たりで、上位２カ国に入れば五輪切符を獲得できる大会だ。

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　日本代表は、開幕から負けなしの４連勝と勢いに乗っている。ここまでの対戦相手が、格下とはいえ、プレッシャーのかかる大舞台で１セットも落とさず、セット率100％をキープする唯一のチームで、現在１位を独走中だ。

　B組で他に４勝を挙げるのは、世界ランキング１位のトルコと東京五輪銀メダルのブラジルだ。トルコは、ペルー戦とアルゼンチン戦の２試合で１セットずつ落とし、セット率で２位に。ブラジルは、ブルガリアにフルセットに持ち込まれたため、勝点が「１」少なく３位に甘んじている。
  　この３チームのうち２カ国が五輪出場権を獲る可能性が高いが、22日にトルコ対ブラジル、23日に日本対トルコ、24日の最終日に日本対ブラジルと直接対決が待ち受けているため、22日以降に順位が大きく動くこともあり得る。

　もっとも全勝すれば１位で五輪枠を勝ち取れる。そして１敗の国が並ぶ可能性は十分に想定でき、その場合は、勝点、セット率、ポイント率の順に順位が決まるのだ。それだけに日本は、22日のベルギー戦は絶対に負けられない。欲を言えば、ストレート勝ちしたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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