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格闘技・プロレス

「イノウエは定期的な薬物検査が必要」井上尚弥に”KO負け”バトラーの発言が物議! スキル称賛も「インチキだと証明がない」と疑問視

THE DIGEST編集部

2023.09.24

昨年12月に井上(左)と戦い敗北を喫したバトラー(右)から仰天発言が飛び出した。写真:松尾/アフロスポーツ、Getty Images

昨年12月に井上(左)と戦い敗北を喫したバトラー(右)から仰天発言が飛び出した。写真:松尾/アフロスポーツ、Getty Images

 かつて、モンスターにリングに沈められた男の発言が物議を醸している。

 昨年12月、当時世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)にKO負けを喫したポール・バトラー(英国)が母国のボクシング専門メディア『SecondsOut』の取材に応じ、「イノウエには定期的な薬物検査が必要だ」と気になる発言をしている。

 元WBO世界バンタム級王者は同メディアに対し、「イノウエと試合をする何年も前から、私は彼に(ドーピング)検査が必要だと言ってきた。最初は7ストーン10(ライトフライ級)からスタートし、今は8ストーン10(スーパーバンタム級)に体重を増やしながら、彼はまだ相手を倒し続けている。普通ではないね」と階級を変えながらも、その異常な強さを疑問視。ドーピング検査を定期的に受けるよう訴えた。

 続けて、「彼はボクシングがとても上手いし、技術もとても優れていて、そのスキルは信じられないほど素晴らしいよ。でも、あのパワーを保ち続けるなんて…どうやってウェイトを下げてきたんだ?」と井上のポテンシャルを認めているものの、薬物疑惑に目を向けており、あらためて定期的なドーピング検査を求めた。
 
 強すぎる日本人ボクサーにドーピング検査を促しているのはバトラーだけではない。元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(米国)も、米ボクシング専門メディア『Fight Hype』のYouTubeチャンネル内で、井上について語っている。

 同選手は今年7月にWBC・WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)を8回TKOで撃破した井上のスキルを称賛しつつも、「イノウエはアメリカに来て戦うべきだ。ランダムな血液と尿検査を受けるべきだ」と難癖をつけていた。

 バトラーもその話を耳にしており、「フロイドの言う通り、彼はアメリカに来て定期的にテストを受ける必要があると思う」とメイウェザーの発言に同意。「でも、私たちには分からない。だから、彼がインチキだと指を指して言うことはできない。インチキだと証明されたことがないのだから」と言葉を濁した。

 バトラーの発言は、同じく英ボクシング専門メディア『Boxing Social』も反応しており、「ナオヤ・イノウエの元対戦相手がフロイド・メイウェザーに同意。『彼には定期的な薬物検査が必要だ』と発言」と報じ、英国内で波紋を広げている。

 モンスターの異次元さを肌で体感した相手からの思わぬ物言いに、井上の胸中やいかに――。

構成●THE DIGEST編集部

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