連日、東京・代々木第一体育館で熱戦が繰り広げられている『FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023』の女子大会。残り１枚のパリ五輪出場権を懸け、日本代表とブラジル代表が激突した。

　５勝１敗同士で迎えた最終戦、勝ったほうが五輪切符を掴む頂上決戦に会場のボルテージは最高潮。１万人近い観衆が五輪出場決定の瞬間を見守った。

　試合は序盤からポイントの取り合い。日本は持ち味である粘りのバレーで終盤３連続ポイントで追いつくも、最後は南米女王が突き放し、日本が21-25で先取される。

　第2セットは日本が序盤から驚異の７連続ポイントでブラジルを圧倒。中盤以降はじりじりと追い詰められるが、最後は山田二千華のサービスエースが決まり25-22で日本がこのセットを奪う。第３セットも一進一退の攻防が続き、日本はセットポイントを２度も掴むも、ブラジルが驚異の底力を発揮して27-25でモノにし、パリ行きに王手をかける。

　だが、五輪切符を諦めない日本は第４セットを得点を積み重ねていき、25-15で制しセットカウント2-2の同点。五輪切符に逆王手をかけ、勝負は最終セットに持ち込まれた。

　 　譲らぬ戦いは、会場だけでなくSNS上も大盛り上がりだ。「いけるぞ！日本」「このまま行けー」「勢いはニッポン！勝てるぞ！」「ブラジル強い…でも日本の粘りもスゴイ！」「会場の盛り上がりがエグい！」など活況を呈している。

　五輪切符は日本か、ブラジルか。すべてが決まる。

構成●THE DIGEST編集部

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