日本ラグビーが脚光を浴びている。

　現地９月28日、「ラグビーワールドカップ（W杯）2023」の１次リーグD組の第３戦がフランスのスタジアム・ド・トゥールーズで行なわれ、日本代表が28-22でサモア代表を破り、準々決勝進出に大きく前進した。
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　両国とも１勝１敗で迎えた重要な一戦。決勝トーナメント進出に向けて負けられない戦いは、日本が３トライを決めて難敵を振り切った。

　この試合を見守ったフランスのラグビー専門メディア『Vibrez Rugby』は「サモアに勝利した日本が、準々決勝進出の可能性を残した」と速報をリリース。現地でも小さくない話題を呼んでいる。

　同メディアは、日本より格上と見ていたサモアの敗北に驚きを隠せない。「ラウンド16でプレーする権利を掴むため、日本は2015年（26-5）、2019年（38-19）に続き、またもサプライズを起こした。W杯３大会連続でサモアを圧倒した」と過去の対戦成績を紹介しながら、日本の快進撃に注目している。
  　そのうえで、「前回の試合ではイングランドに34-12で敗れたブレイブ・ブロッサムズ（日本代表の愛称）だが、今大会ではチリに開幕戦（42-12）で勝利し、この試合で２勝目を挙げた」と説明。「イングランドがグループ首位に立つことは決まっているようだが、10月8日にナントで開催される最終節でアルゼンチンに勝てば、日本は２位通過となる」と言及しながら、日本が「プールDの台風の目だ」と強調している。

　前半からサモアを圧倒したラグビーについては、「これまでの試合よりもエネルギッシュで、ようやく魅力的になった」と指摘。「特に日本のスタンドオフのリキヤ・マツダは、今大会でペナルティゴール（PG）を16本中15本も成功。彼のキックは最高のパフォーマンスを披露している」と絶賛。驚異のPG成功率94％を誇る日本の背番号10を称えている。

　最後に「日本には、まだ最後のステップが残っている。10月８日が楽しみだ」と次戦のアルゼンチン戦に期待を寄せて記事を締めくくっている。

構成●THE DIGEST編集部

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