９月30日～10月８日に国立代々木競技場 第一体育館で『FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023』の男子大会が行なわれる。開幕を翌日に控えた29日、公式練習を終えた高橋藍は、「非常に楽しみにしています。この大会のためにイタリアへ渡ったり様々な挑戦をしてきた。ここで力を出すことが必要だと思っています」と胸を膨らませた。

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　ネーションズリーグでは銅メダル、アジア選手権では３大会ぶりの金メダルを獲得した龍神NIPPON。そのチームの中心におり、頼もしさが増した高橋藍は、「結果を残したことで自信がついた」と口にし、その後の合宿では「１点が欲しい場面で獲れる選手を意識した」と明かした。

「エースとして石川選手、西田選手、宮浦選手がいますけど、点数が欲しいときに自分に託される場面もある。その１点を逃さないことは意識してやっていました」
  　史上最強の呼び声も高いチームとなり、昨今バレー人気は急上昇。インスタグラムのフォロワー数165万超えの高橋藍は、「たくさん声をかけて頂いたり、ネットを通して声が聞けたりするので、常に（バレー人気は）感じています」と肌で実感している様子だ。そんな彼は、「攻守プレーできるのが自分の強み。スパイクだけでなく全てのプレーが安定して出来るところを見てほしい」とアピールする。

　総当たり戦で上位２カ国がオリンピック出場切符を手に入れる今大会。30日の初戦の対戦相手フィンランドは「侮れないチーム」と警戒したうえで、「先を見るというよりも一戦一戦しっかり勝っていくことにフォーカスしていきたい」と意気込んだ。

取材・文●永野祐吏（THE DIGEST編集部）

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