バレーボール

格下エジプトに痛恨の逆転負け。石川祐希は“魔の第3セット”に「プレッシャーとして感じている自分たちがいる」【男子バレー】

永野祐吏(THE DIGEST編集部)

2023.10.02

まさかの逆転負けを喫した日本代表。石川祐希が試合後に語ったこととは?写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 龍神NIPPONにとって"魔の第3セット"となっている。

 パリ五輪出場権を懸けた戦い『ワールドカップバレー2023』が9月30日に開幕。初日のフィンランド戦に続き、10月1日のエジプト戦でも第2セットまでは順調に得点を重ねるも、第3セットから失速。気づけばフルセットに持ち込まれ、最後はタッチネットで、まさかの逆転負けを喫した。

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 開幕前の世界ランクを見れば、5位の日本からするとエジプトは20位と格下。第1セット25-14、第2セット25-10と自由自在に得点を決めていただけに、大半の人はストレート勝ちを想定していただろう。

 第3セット以降、何が起きていたのか――。
 
 試合後、キャプテンの石川祐希は「昨日(フィンランド戦)と同じようにしてはいけないというのがあった。もちろん覚悟を持ってやってきましたし、それがプレッシャーとして感じている自分たちがいる」と相手に流れを渡したことを悔やんだ。

 そして「原因が分かっていたら立て直せていたと思いますし、それが分からないから引きずった」と明かしたうえで、残りの5戦に向け「もう勝つしかない。あとはやるだけ」と気を引き締め直した。

 龍神NIPPONを指揮するフィリップ・ブラン監督は、「予想外の敗戦でした」と率直に語り、「サイドアウトが機能していなかったのが問題。サイドアウトが機能しなくなったことで、サーブも悪くなった。さらにブロックのパフォーマンスが悪かったのが敗因」と分析。そして「明日チームで話し合う時に目を見ながら話し合って探りたい」と力を込めた。

取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)

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