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バレーボール

原因不明の“カメラトラブル”が発生! 12分間の試合中断で選手への影響はなかったのか。試合後に選手が語ったこととは?【男子バレー】

永野祐吏(THE DIGEST編集部)

2023.10.01

4本のワイヤーで吊るしているケーブルカメラ。第3セットの途中に1本が切れてしまった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

4本のワイヤーで吊るしているケーブルカメラ。第3セットの途中に1本が切れてしまった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 カメラのワイヤーが切れるまさかのアクシデントが起きた。

 9月30日、国立代々木競技場第一体育館で『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』の男子大会初戦が行なわれた。フィンランドにフルセットの末、勝利を収めた日本代表だが、第3セットには会場が騒然とするトラブルが発生していたのだ。

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 第1、2セットを奪取し、ストレート勝ちが見えていた龍神NIPPON。だが第3セットは序盤からミスが目立ち、相手に流れが渡っていた。そんななか14-16と2点ビハインドの場面で、大きなどよめきが起きる。なんと天井から吊るしているケーブルカメラのワイヤー1本が切れたのだ。ワイヤーが大きく垂れ下がり、ブランコのように揺れると試合は一時中断を余儀なくされた。

 およそ12分間の中断を挟んで試合は再開。なんとか日本は追い上げ、デュースに持ち込んだものの、最後は集中力を欠いたのかミスが相次ぎ、このセットを落としてしまう。

 実際、試合にどれくらいの影響があったのか。
 
 試合後この場面を振り返った石川祐希は、「そこ(カメラトラブル)は正直なんとも言えない。試合を中断してすぐに1点を取られましたけど、実際あまり(プレーとは)関係ない」とあくまで自分たちのミスであったと話す。

 セッターの関田誠大は「その前からなかなかうまくいかない、流れが悪かったと思うので、流れが変わればいいかなと思っていたんですけど、変わらなかったですね」とチャンスを逃したことを悔やんだ。

 同様に高橋藍は今回の事象を課題としてとらえている。

「あれが良い方向に向くかなと思ったんですけど、そのなかで追いつけたけど取り切れなかったのは反省するべき点。明日からそこを逃しては、今日のように勝てる試合ではないので、3セット目のところは各々が頭に入れて活かしていく部分だと思います」

 日本バレーボール協会は、このアクシデントについて「ワイヤーが切れた原因は不明」とし、「詳細は設営をやっているフジテレビからの報告書待ち」と説明している。

取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)

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