バレーボール

“魔の3セット目”を払拭し、チュニジアに完勝! 苦戦した2戦を石川祐希は「意識し過ぎていた」と明かす【男子バレー】

永野祐吏(THE DIGEST編集部)

2023.10.04

龍神NIPPONを引っ張る石川。チュニジア戦は両チーム最多13点を挙げた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 パリ五輪出場をかけた『ワールドカップバレー2023』の男子大会が国立代々木競技場 第一体育館で開催されている。ここまで1勝1敗・4位と五輪切符に赤信号が点滅する日本代表は10月3日、チュニジア代表に3‐0と今大会初となる完勝を収めた。

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 フィンランド戦、エジプト戦とともに1、2セット目は容易に奪取するものの、3セット目から大きくリズムを崩していた日本代表。本人たちにとっても"魔の3セット目"となっていた。石川祐希は、「3セット目を意識し過ぎていた部分があった」と過去の2戦を振り返った。

 そして「1、2セット目は良いバレーをしていると思っている。実際に点数もそうなので」と口にしたうえで、「良いところにフォーカスして良い雰囲気で出来れば、自分たちのバレーが出来ると思っている」とチュニジア戦では"自信"を持って3セット目に臨んだ。
 
 その結果、相手に流れを譲ることはなかった。両サイドからの攻撃に加え、ミドルやバックアタックなども使い、相手を翻弄。さらにはエースやブロックも飛び出し、25対15と嫌なイメージを払拭した。

 4日は世界ランキング12位(開幕時点)のトルコと激突する龍神NIPPON。その印象について主将は、「セルビアに勝つなど力を持っているチームなので、厳しい試合になると思っている」と警戒心を高めながらも、「やっぱり僕たちの強みはサイドアウトの強さだと思う。(今日は)パスが返っていたからこそサイドアウトが取れていたので、パスに重点を置いてやっていきたい」と意気込んだ。

取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)

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