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「車については心配していない」カタールGPへ角田裕毅はAT04への信頼を示す! 専門メディアはアルファタウリの反撃に注目

THE DIGEST編集部

2023.10.05

カタールGPへ向けて意気込みを語った角田。(C) Getty Images

 今週末にF1第18戦のカタール・グランプリが開催される、アルファタウリの角田裕毅はこの中東でのレースに対する意気込みや、車のさらなる進化にも期待を寄せている。

 母国レースとなった日本GPでは、予選でQ3進出を果たすなど好パフォーマンスを発揮した一方で、ベルギーGP以来今季4度目となるポイント獲得を狙った決勝ではフラストレーションの溜まる展開の末に12位フィニッシュとなり、悔しさを残すこととなった。

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 しかし、日本では注目されていた去就問題が決着し、2024年もアルファタウリの一員としてF1でのキャリアを継続することが発表された。その上で、母国の大観衆の前でその雄姿を披露できたことは、角田にとって非常に良い思い出になったようだ。

「当然ながら、来年もこのチームと一緒に活動できることが日本で発表され、とても嬉しいです。今季の残りの期間に心配することが減ったことにも、本当に満足しています。日本グランプリでは週末全体が素晴らしい経験になりました。それは間違いなく特別なもので、レース中のサポート、それ以前の予選、Q1からQ2、Q3と各セッションでファンからの素晴らしい反応がありました」

「どこでも、たくさんの旗が振られているのを見て、大きなサポートを感じました。それはプレッシャーを感じさせるものではなく、逆に週末を通してさらなるエネルギーを僕に与えてくれました。レース後は日本に数日滞在し、ほとんどの時間はイベントに割かれましたが、それでも家族と時間を過ごすことができました。それは、素晴らしいものであり、近況を報告できて良かったです」

 良き週末を終えた後は、カタールGPに向けての準備に取り掛かり、「欧州に戻った後は、カタールに向かう前の1日を、シミュレーターを行ないながら過ごしました」と明かした彼は、次なる戦いの場に対する印象を以下のように語っている。

「2021年には、コースを楽しみながら予選で8番手につけることができました。ここは非常に平坦で、多くの高速コーナーがあるため、空力の効率が非常に重要です。ここでのレースは体力を要し、タイヤの劣化具合も重要な要素になります。コーナーで過度にスライドせず、タイヤを傷つけないようにしながら、スピードとダウンフォースのバランスを十分に取る必要があります」

「また、予選とレースではコーナー進入時のスピードが大きく異なります。このコースでは、オーバーテイクが可能なので、ロングランのペースをよく理解することが重要です。今週末はスプリントが導入されるため、フリー走行が1回しかないことを考えると、良いアイデアを得ることが重要です。車については、あまり心配していません。鈴鹿での予選では良かったし、レースで思うようにパフォーマンスを発揮できなかった理由も理解しているので、これからの改善のために、それが活かせると思います」
 
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