シンガポールGPで導入された大幅なアップデートは「AT04」を間違いなく改善しており、角田も随所で手応えを感じているようで、「とりわけ、予選でのパフォーマンスでの向上を示しました。アップデートが機能したことで、我々に自信を与えてくれましたが、シンガポールと鈴鹿は全く異なるコースであるため、その価値を評価するにはもう少しレースをこなす必要があるかもしれません。カタールで良い成績を収められれば、アップデートの効果は確認できます」と指摘する。
  　ブラジルのF１専門メディア『F1MANIA』は、「アルファタウリは最近のレースでパフォーマンスが向上しており、シンガポールではリアム・ローソンが９位でポイントを獲得し、日本とイタリアでも入賞圏内に肉薄。現在はチャンピオンシップで最下位に沈んでいるイタリアのチームだが、シーズン最後の６レースで状況が変わることが期待されている」と、チームの終盤戦での反撃に注目している。

　一方、イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』は、「ユウキはカタールでの好結果を追求している。アルファタウリの日本人ドライバーは、導入された一連の新機能によって過去数戦で良好な予選パフォーマンスを発揮。このAT04の進歩を、彼はレースでも確認してチームにとっての重要なポイントを獲得し、チャンピオンシップでライバルのアルファロメオとハースを追走するためのステップを踏み出したいと考えている」と、角田のドライビングに期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部
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