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バレーボール

なぜ冷静沈着なキャプテン石川祐希は審判に激しく詰め寄ったのか? 抗議後のサービスエースには「流れを変えるプレーができた」と手応え【男子バレー】

THE DIGEST編集部

2023.10.07

珍しく怒りを爆発させた石川。キャプテンらしい頼もしい一面を見せた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

珍しく怒りを爆発させた石川。キャプテンらしい頼もしい一面を見せた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 来夏のパリ五輪出場を懸けた『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』男子大会の第5戦が10月6日、国立代々木競技場第一体育館で行なわれた。B組の日本代表は、セルビアを相手にセットカウント3-0(25-17、25-14、25-22)でストレート勝利を収めた。

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 冷静沈着なキャプテンの石川祐希が怒りを露わにした。第2セットで西田有志が相手オポジットのアレクサンダル・アタナシエビッチと接触し、4連続ポイントを許して12-9となった場面で、日本はチャレンジを要求。だが、判定は覆らず。納得のいかない石川は、審判に詰め寄って猛抗議をするも、やはりその主張は退けられた。

 試合後のミックスゾーンで「西田と相手選手が接触したあと、なぜ抗議をしていたのか?」という質問を受けると、石川は「こっちが(ラリー中の)セッターに対してチャレンジしていたのに、アクションが終わったあとのオポジットの選手の映像が出ていた」とコメント。求めていたチャレンジ内容と、審判が検証した内容が違っていたと説明した。
 
 実際の映像を見ると、西田の接触プレーの前、相手セッターのアレクサ・バタクの足がネットの下のセンターラインを超えていたようにも思われた。石川は「ベンチはラリー中にチャレンジを申し立てていた。判定がビデオに出ると言われたのに、その映像が出ずに終わってしまった」と明かしている。

 だが、その直後には完璧なサービスエースを決めて雄叫びをあげた石川。一気にチームを勢いに乗せたエースは、「流れを変えるプレーがしっかり実現できた」と手応えを口にすると、続けて「そういうところも含めて(調子が)上がってきたと感じている」と力強い眼差しが印象的だった。

構成●THE DIGEST編集部

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