専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

4回0分27秒で負傷引き分けとなったカシメロ。母国メディアから指摘「イノウエ戦はまだ待つ必要がありそうだ」

THE DIGEST編集部

2023.10.13

井上尚弥との対戦をかねてから熱望しているカシメロ。(C)Getty Images

井上尚弥との対戦をかねてから熱望しているカシメロ。(C)Getty Images

 母国メディアからも“問題児”に厳しい見解がなされている。

 10月12日、プロボクシング元3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は、東京・有明アリーナでスーパーバンタム級10回戦に臨み、元IBF世界同級王者の小國以載(角海老宝石)と対決。その試合途中、偶然のバッティングで小國が頭部から出血したことにより、4回0分27秒の負傷引き分けとなった。

【PHOTO】美しすぎるラウンドガール!会場を華やかに彩った、雪平莉左さん&新唯さんを特集!

 かねてよりWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)との対戦を熱望しているカシメロ。2020年4月には、ラスベガスでの対戦が正式決定しながらも、新型コロナウイルスの影響でキャンセルとなり、それ以降も挑発を繰り返してきた。井上戦へつなげるために重要な小國戦だったが、今回の結果には、母国からの評価も厳しい。
 
 試合後、フィリピン紙『Cebu Daily News』は、「カシメロの日本初戦がテクニカルドローに終わり、イノウエ戦はまだまだ先になりそうだ」とのタイトルで記事を掲載。「日本のスーパースター、イノウエと戦うというカシメロの夢は、日本デビュー戦が4ラウンドのテクニカルドローで終了したことにより、後回しになるかもしれない」と伝えている。

 さらに同メディアは、「このフィリピン人にとって、元世界バンタム級4団体統一王者イノウエとの試合を狙う準備ができているかどうか、それを判断するための声明発表の試合となるはずだった」と記述。ただ、今回は決着がつかず、微妙な立場に置かれているカシメロは、これでプロ戦績が38戦33勝(22KO)3敗1分けとなった。

 なかなか前へ進めないフィリピンの34歳。今後の動向も注目される。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】美しすぎるラウンドガール!会場を華やかに彩った、雪平莉左さん&新唯さんを特集!

【PHOTO】那須川天心、大差判定勝ち!寺地拳四朗、TKO勝利で防衛成功!有明アリーナで熱い戦いが繰り広げられる!

【PHOTO】大橋ボクシングジム所属の井上尚弥が、番組収録後に囲み取材を実施!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号