ラグビーワールドカップ・フランス大会は現地10月21日(日本時間22日)、準決勝のイングランド対南アフリカが行なわれ、後者が16-15で逆転勝利を収め、同28日(同29日)に行なわれるニュージーランドとの決勝に駒を進めた。
【動画】運命を分けたコンバージョン阻止! チェスリン・コルビの猛チャージをチェック
南アフリカが準々決勝のフランス戦に続く1点差の接戦を制した。下馬評では南アフリカ有利の声が聞こえていた一戦は、イングランドがキッキングゲームでペースを掴み、前半はともにペナルティゴールのみで得点を重ねて12-6とイングランドのリードで折り返す。
後半も13分にSOオーウェン・ファレルが圧巻の50メートル近いドロップゴールを決めて15-6とイングランドが点差を広げる。しかし南アフリカは同28分、敵陣ラインアウトから交代出場のRG・スナイマンが追撃のトライ。15-13と追い上げると、後半38分にはやはり交代出場のハンドレ・ポラードがPGを決め、残り2分にして南アフリカがついに逆転する。そして、このままノーサイドとなった。
準決勝に相応しい激闘となったが、英専門サイト『PLANET RUGBY』は両チームの個人採点と寸評を掲載。対照的な評価となった。
まずスタメンに関しては、イングランドの選手を高評価。イングランドの全得点を叩き出したファレルをはじめ、「8」の高評価が6人、「7」も6人でその他は「6」となった。対して南アフリカは、「8」は主将でフッカーのボンギ・ムボナンビのみ。「7」もLOフランコ・モスタート、FLピーター・ステフ・デュトイの2人にとどまった。
一方、評価が大きく分かれたのが交代選手について。交代メンバーに満点の「10」が付けられた南アフリカに対しては、スクラムでの優勢に貢献したPRオックス・ヌチェ、PRヴィンセント・コッホを「センセーショナルな活躍を見せた」と絶賛。さらに、追撃トライに絡んだデオン・フーリー、RG・スナイマンのほか逆転PGのポラードの活躍にも触れ、「交代メンバーがパフォーマンスを向上させたが、その活躍がなければスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)は試合に負けていた」とし、今回の採点者であるジャレッド・ライト氏は、「決して満点を与えることはないが、今回は当然のことであり、8人全員に評価が与えられた」と評し、満点という異例の採点となった。
また、同メディアはイングランドの交代選手については、「スクラムなしの勝利はない、交代選手たちはオックス・ヌチェたちの能力の高さに苦戦した」として、「2」と自国の選手たちに手厳しかった。
最終盤で王者の底力を示した南アフリカ。決勝(現地28日)はニュージーランドとの頂上決戦は、どちらが勝っても史上最多4度目の優勝となる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】前回大会の決勝カード、イングランドvs南アフリカは残り3分で決着!
【関連記事】残り3分の逆転劇で南アフリカが連覇へ王手! イングランドとの熾烈な攻防を制してニュージーランドとの決勝へ!【ラグビーW杯】
【関連記事】「ほんの数分前までは敗北寸前だった」土壇場で逆転!! 決勝掴んだ南アフリカの底力に母国メディア狂喜乱舞!「まだ闘志はある!」【ラグビーW杯】
【動画】運命を分けたコンバージョン阻止! チェスリン・コルビの猛チャージをチェック
南アフリカが準々決勝のフランス戦に続く1点差の接戦を制した。下馬評では南アフリカ有利の声が聞こえていた一戦は、イングランドがキッキングゲームでペースを掴み、前半はともにペナルティゴールのみで得点を重ねて12-6とイングランドのリードで折り返す。
後半も13分にSOオーウェン・ファレルが圧巻の50メートル近いドロップゴールを決めて15-6とイングランドが点差を広げる。しかし南アフリカは同28分、敵陣ラインアウトから交代出場のRG・スナイマンが追撃のトライ。15-13と追い上げると、後半38分にはやはり交代出場のハンドレ・ポラードがPGを決め、残り2分にして南アフリカがついに逆転する。そして、このままノーサイドとなった。
準決勝に相応しい激闘となったが、英専門サイト『PLANET RUGBY』は両チームの個人採点と寸評を掲載。対照的な評価となった。
まずスタメンに関しては、イングランドの選手を高評価。イングランドの全得点を叩き出したファレルをはじめ、「8」の高評価が6人、「7」も6人でその他は「6」となった。対して南アフリカは、「8」は主将でフッカーのボンギ・ムボナンビのみ。「7」もLOフランコ・モスタート、FLピーター・ステフ・デュトイの2人にとどまった。
一方、評価が大きく分かれたのが交代選手について。交代メンバーに満点の「10」が付けられた南アフリカに対しては、スクラムでの優勢に貢献したPRオックス・ヌチェ、PRヴィンセント・コッホを「センセーショナルな活躍を見せた」と絶賛。さらに、追撃トライに絡んだデオン・フーリー、RG・スナイマンのほか逆転PGのポラードの活躍にも触れ、「交代メンバーがパフォーマンスを向上させたが、その活躍がなければスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)は試合に負けていた」とし、今回の採点者であるジャレッド・ライト氏は、「決して満点を与えることはないが、今回は当然のことであり、8人全員に評価が与えられた」と評し、満点という異例の採点となった。
また、同メディアはイングランドの交代選手については、「スクラムなしの勝利はない、交代選手たちはオックス・ヌチェたちの能力の高さに苦戦した」として、「2」と自国の選手たちに手厳しかった。
最終盤で王者の底力を示した南アフリカ。決勝(現地28日)はニュージーランドとの頂上決戦は、どちらが勝っても史上最多4度目の優勝となる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】前回大会の決勝カード、イングランドvs南アフリカは残り3分で決着!
【関連記事】残り3分の逆転劇で南アフリカが連覇へ王手! イングランドとの熾烈な攻防を制してニュージーランドとの決勝へ!【ラグビーW杯】
【関連記事】「ほんの数分前までは敗北寸前だった」土壇場で逆転!! 決勝掴んだ南アフリカの底力に母国メディア狂喜乱舞!「まだ闘志はある!」【ラグビーW杯】
関連記事
- 「ほんの数分前までは敗北寸前だった」土壇場で逆転!! 決勝掴んだ南アフリカの底力に母国メディア狂喜乱舞!「まだ闘志はある!」【ラグビーW杯】
- 「コルビのスタートは早すぎた?」南ア1点差勝利の明暗を分けたキック阻止に仏紙が疑惑を指摘【ラグビーW杯】
- 「すげぇーーー!!」NZ代表戦士たちが路上の“大型2400kg車”を一丸となって動かす映像に海外衝撃!「さすがオールブラックスだ」【ラグビーW杯】
- 「人が紙飛行機のように飛ばされた」英国ファンが観客席で殴り合いの乱闘騒ぎ!「国家の恥だ!」と非難轟々【ラグビーW杯】
- 残り3分の逆転劇で南アフリカが連覇へ王手! イングランドとの熾烈な攻防を制してニュージーランドとの決勝へ!【ラグビーW杯】