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ラグビー

「今回は当然」南アフリカに異例の10点満点! 英専門メディアの採点は交代メンバーに明暗… 自国選手には「2」と手厳しく【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2023.10.22

南アフリカが2大会連続の決勝進出を決めた。(C) Getty Images

南アフリカが2大会連続の決勝進出を決めた。(C) Getty Images

 ラグビーワールドカップ・フランス大会は現地10月21日(日本時間22日)、準決勝のイングランド対南アフリカが行なわれ、後者が16-15で逆転勝利を収め、同28日(同29日)に行なわれるニュージーランドとの決勝に駒を進めた。

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 南アフリカが準々決勝のフランス戦に続く1点差の接戦を制した。下馬評では南アフリカ有利の声が聞こえていた一戦は、イングランドがキッキングゲームでペースを掴み、前半はともにペナルティゴールのみで得点を重ねて12-6とイングランドのリードで折り返す。

 後半も13分にSOオーウェン・ファレルが圧巻の50メートル近いドロップゴールを決めて15-6とイングランドが点差を広げる。しかし南アフリカは同28分、敵陣ラインアウトから交代出場のRG・スナイマンが追撃のトライ。15-13と追い上げると、後半38分にはやはり交代出場のハンドレ・ポラードがPGを決め、残り2分にして南アフリカがついに逆転する。そして、このままノーサイドとなった。
 
 準決勝に相応しい激闘となったが、英専門サイト『PLANET RUGBY』は両チームの個人採点と寸評を掲載。対照的な評価となった。

 まずスタメンに関しては、イングランドの選手を高評価。イングランドの全得点を叩き出したファレルをはじめ、「8」の高評価が6人、「7」も6人でその他は「6」となった。対して南アフリカは、「8」は主将でフッカーのボンギ・ムボナンビのみ。「7」もLOフランコ・モスタート、FLピーター・ステフ・デュトイの2人にとどまった。

 一方、評価が大きく分かれたのが交代選手について。交代メンバーに満点の「10」が付けられた南アフリカに対しては、スクラムでの優勢に貢献したPRオックス・ヌチェ、PRヴィンセント・コッホを「センセーショナルな活躍を見せた」と絶賛。さらに、追撃トライに絡んだデオン・フーリー、RG・スナイマンのほか逆転PGのポラードの活躍にも触れ、「交代メンバーがパフォーマンスを向上させたが、その活躍がなければスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)は試合に負けていた」とし、今回の採点者であるジャレッド・ライト氏は、「決して満点を与えることはないが、今回は当然のことであり、8人全員に評価が与えられた」と評し、満点という異例の採点となった。

 また、同メディアはイングランドの交代選手については、「スクラムなしの勝利はない、交代選手たちはオックス・ヌチェたちの能力の高さに苦戦した」として、「2」と自国の選手たちに手厳しかった。

 最終盤で王者の底力を示した南アフリカ。決勝(現地28日)はニュージーランドとの頂上決戦は、どちらが勝っても史上最多4度目の優勝となる。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】前回大会の決勝カード、イングランドvs南アフリカは残り3分で決着!

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