ドイツ陸上女子のアリカ・シュミットが、自身のTikTokでドイツ陸上界の厳しい“懐事情”を告白した。

　2017年に豪誌『Busted Coverage』で「世界一セクシーなアスリート」に選出された彼女は、東京五輪で４×400ｍリレー代表に選出。今夏に行なわれた世界選手権ブダペスト大会では、混合４×400ｍリレーで７位入賞に貢献している。

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　美貌と実力を兼ね備える24歳は、「理論上、ドイツの陸上選手の大半は、スポーツで生計を立てるのは容易でないと言わざるを得ない。代表になってもスポーツ援助財団から700ユーロ（約11万円）しかもらえない」と明かした。

　そして「毎月、クラブから“少額”を受け取る選手もいるが、生計を立てるのに十分な額ではない」とドイツ陸上界の現状を伝えている。
  　大会に出場する際、「交通費や宿泊費を全てカバーしてくれるわけではない」と言い、残りは各自で補填しているようだ。周囲はアルバイトなどで生計を立てるなか、シュミットは470万人のフォロワーを持つインスタグラムと200万人のフォロワーを持つTikTokを積極的に活用。「ソーシャルメディアで収入を得られているので、他のアルバイトをしないですんでいるのは有難いです」と感謝した。

　競技に集中する環境に恵まれないなか、世界で戦うモデル級ランナー。そんな彼女の活躍をさらに応援したいと思うファンは多いようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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