11月３日、ドイツで『卓球WTTチャンピオンズ フランクフルト』の女子シングルス準々決勝が行われた。伊藤美誠（スターツ）は、王芸迪（中国）にゲームカウント０-３（11-8/11-9/11-1）で敗れ、８強で散った。
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　東京五輪では、混合ダブルス決勝で許昕、劉詩雯組を破り、卓球王国の中国を驚かせた伊藤。中国では“大魔王”と称されるほど、脅威の存在となっていた。そこから、伊藤に対してのマークも厳しくなり、なかなか思うようなパフォーマンスが発揮できず、ここ最近は苦しめられる展開が続いている。

　そんな伊藤の現状に反応したのが、中国メディア『捜狐』だ。「WTTチャンピオンズ フランクフルトで王芸迪が日本のスター、伊藤美誠を３-０で下して準決勝に進出した」と報じ、この日の伊藤のパフォーマンスについて言及。「伊藤美誠のメンタルは明らかに壊れており、レシーブやサーブも調子を落としていた」と分析した。
  　続けて、同メディアは「伊藤は東京五輪では混合ダブルスで金、女子団体で銀、女子シングルスで銅と大成功を収めた」と３年前を回顧したうえで、「しかしここ最近は、不振が続いている。７月の『WTTスターコンテンダー リュブリャナ』の女子シングルス準々決勝で、伊藤美誠は蒯曼（中国）を破ったものの、準決勝で陳夢（中国）には勝てなかった」と伝えている。

　現在、パリ五輪シングルス代表争いでは、１位早田ひな（日本生命）、２位平野美宇（木下グループ）に続き、３位につけている伊藤。選考ポイントの上位２名に代表権が与えられるため、同メディアは「このままでは、パリ五輪を欠場する可能性もある」としたうえで、「伊藤美誠の低迷は非常に深刻だ」と驚きの様子を見せていた。

構成●THE DIGEST編集部

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