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大注目の“女子高生ゴルファー”清本美波とは? プロテスト首位合格者はメンタルも強い可能性大!【JLPGA】

THE DIGEST編集部

2023.11.27

プロテスト1位通過を決めた清本。(C)Getty Images

プロテスト1位通過を決めた清本。(C)Getty Images

 ここ数年、狭き門を強いられている日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテスト。今年は698人が受験し、最終プロテストまで進んだのが101人と、この時点で597人がふるい落とされた。さらに54ホールを終えた時点で81人に絞られ、最終的に21人が合格。わずか3%の合格率だったが、その狭き門をトップで通過したのが清本美波だった。

【PHOTO】女子高生プロゴルファーの誕生!圧巻の実力でトップ合格を果たした18歳・清本美波を特集!

 愛知県一宮市出身の18歳で、現在高校3年生の清本だが、今年の中部ジュニアを制しているものの、日本タイトルを獲得しているわけでもなく、ナショナルチームにも所属していない。今年7月時点での日本アマチュアゴルフランキングでは17位だった。ただ、15歳だった2年前の『日本女子オープン』では予選を通過して63位タイとなり、『樋口久子・三菱電機レディス』では18位タイとなり、ベストアマを獲得している。

 全国的にはほぼ無名に近い清本が、同学年で昨年の『全米女子アマ』を制した馬場咲希やツアーの出場経験が豊富な高木優奈らを抑えてトップ合格を果たしたことで、大いに注目を集めた。ルックス的にも目鼻立ちがはっきりしており、早くもツアーに出場するようなったら人気を集めるのではないかという声もある。JLPGAのアンケートでは、プロテストに合格した感想と今後の目標を次のように答えていた。

「ずっと夢だったプロゴルファーになれてすごくうれしい。これがスタート地点だと思ってもっともっと進化していきたい」
 
 そのためには、来季前半戦のツアー出場権を得られるかどうかを決めるクォリファイングトーナメント(QT)をクリアしなければならない。幸いにもトップ合格のご褒美としてファーストステージを免除。11月28日から葛城GC宇刈Cで開催されるファイナルステージから参戦できる。目安としては4日間の戦いで35位以内に入れば、第1回リランキングまでの試合にはほぼ全試合に出場できると考えていい。もちろん、35位はそう簡単に食い込むことができない順位ではある。なぜなら、今年シード落ちした選手を筆頭に経験豊富な選手や生きのいい若手選手らが虎視眈々とそのゾーンを狙っているからだ。

 プロテストを1位通過したとはいえ、清本がどこまで戦えるのか、大いに注目されるところだろう。ちなみに、22年度のプロテスト1位だった神谷そらは7位となり、前半戦の出場権を獲得。『フジサンケイレディスクラシック』でツアー初優勝を飾り、『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』まで制した。さらに、21年度1位の尾関彩美悠は58位だったにもかかわらず、第1回リランキングで28位にまで順位を上げ、第2回リランキングまでの出場権を獲得。その間に『住友生命Vitalityレディス東海クラシック』でツアー初優勝を飾っている。さらには、20年度1位の佐久間朱莉もファイナルステージで14位となり、翌年の第1回リランキングでは4位、第2回リランキングでは9位となり、ほぼ全試合に出場し、シード権を獲得している。
 
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