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バレーボール

「とにかく目を疑うほどの活躍だ」モンツァ高橋藍の急成長に伊識者も驚愕! 「今や疑いなく国際クラスの選手の1人」

THE DIGEST編集部

2023.12.03

急成長ぶりが注目の的となっている高橋。イタリア人識者の目にも留まっているようだ。(C) Getty Images

急成長ぶりが注目の的となっている高橋。イタリア人識者の目にも留まっているようだ。(C) Getty Images

 バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで開幕から怒涛の活躍を続ける男子日本代表の高橋藍。龍神NIPPONの若き才能をよく知る古巣の指揮官が、海外初シーズンを回顧しながらその目覚ましい進化について語った。

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 現地11月28日、高橋が所属するミント ヴェロバレー・モンツァはクラブ公式HP上で、「日本人アタッカーのラン・タカハシは、リーグ直近のピアチェンツァ戦終了時に明るみとなった負傷により、一連の臨床・精密検査を受けた結果、筋肉に軽度の損傷が認められた。このため、およそ8~10日間の休養が予定される」と短期離脱を発表した。

 モンツアは、昨季に準優勝を果たしたチヴィタノーヴァに開幕戦で、国内通算24冠と欧州4大会で優勝13回を誇るモデナにそれぞれ敵地で3-0のストレート勝利。若きタレントを集め急上昇中のヴェローナに加え、大幅補強で昨季のコッパイタリアを制すなど優勝候補に名を連ねるピアチェンツァからも勝利をもぎ取り、前半戦7試合を終えて暫定3位。黒星を喫した相手を、試合数+1の首位ペルージャと無敗で2位につける昨季王者トレンティーノのみに留め、これ以上ないシーズン前半を送っている。

 その立役者は、1シーズン半を過ごしたパドヴァから新加入した高橋だ。移籍先での初シーズンは、新たなチームメート、指揮官やスタッフらとの関係構築、クラブ体制や生活環境の変化に順応するため時間を要する。そんななか、高橋はいち早く信頼を獲得してリーグ開幕から直近の7節まで全試合に先発出場。そのすべてで二桁得点を挙げ、レセプション精度を測るランキングでリーグ首位に立つなど、すでに攻守で主軸としての地位を確立している。

 欧州デビューを果たしたCEVチャレンジカップのスポルティングCPリスボア(ポルトガル)戦でも、全体最多タイの21得点(アタック17、エース3、ブロック1)を叩き出し、レセプション(A+Bパス)成功率76%を記録。快進撃を支える高橋の復帰をチームは心待ちにしているはずだ。

 そのパフォーマンスは、リーグの配信番組で司会を務める元イタリア代表のアンドレア・ゾルジ氏と欧州の複数代表でスタッフ経験のあるアンドレア・ブロジョーニ氏が話題に取り上げるほどだ。11月初旬の放送でブロジョーニ氏は、「タカハシはとんでもなく成長した。僕は以前をよく知らないが…とにかく目を疑うほどの活躍だ」と驚きを隠せない様子だった。
 
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