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バレーボール

「とにかく目を疑うほどの活躍だ」モンツァ高橋藍の急成長に伊識者も驚愕! 「今や疑いなく国際クラスの選手の1人」

THE DIGEST編集部

2023.12.03

 しかし、イタリア初年の2021-22シーズンは決して華やかなものではなかった。パワフルな打球とサーブを武器に国際大会を沸かせた西田有志が半年早くに同リーグへ参戦。豪快でエネルギー満点のプレーとコートパフォーマンスが大好物のイタリアで日本代表のオポジットが注目を集めるのに時間はかからなかった。一方でシーズン後半からの合流だった高橋は、ロースターが固まったチームでリベロ登録。同年にイタリアで7シーズン目を迎え認知度を上げていた同代表の主将・石川祐希と、西田の存在を前に、本来のポジションであるアタッカーとして勝負する機会がなく、現地での認識は、“もう1人の日本人選手”に過ぎなかった。
 
 古巣パドヴァのヤコポ・クッティーニ監督は、同番組にゲスト出演した際、高橋の現在を、「進行形で成長している姿を目の当たりにしているよ」とコメント。同時に初シーズンをこう回顧している。

「1年目は戦力としてロースターに入らず、控えメンバーだったんだ。当時は、見るからに少年という感じだったよ。フィジカルも強化が必要な状態で今とはまったく違った。イタリア語はゼロで、英語の通訳などサポートを入れていたが、コミュニケーションにはかなり苦労があった」と明かした。

「けれど、日を追うごとに成長していくのが分かったよ。そして、2年目の昨季はチームのトップリーグ残留に多大に尽力してくれた。それは、練習や試合で彼が貫いた献身的な努力にほかならない。そして、今夏の代表シーズンでさらに急速なレベルアップを果たしたんだ」とチームへの貢献に感謝して、躍進の要因と言える確固たる向上心を称賛。そして最後に、「今や疑いなく国際クラスの選手の1人」と明言した。

 ゾルジ氏も、「間違いない。全く同感だよ」と賛同。現地の識者たちからも今後のさらなる活躍に大きな期待が寄せられている。

 11月末にホームで行われたCEVチャレンジカップでは、チームは高橋不在の中で16強入り。現地12月4日に予定されている石川の所属先アリアンツ・ミラノとのダービーで期待される4度目の日本人対決は、後半へ持ち越されるかもしれない。

 クラブによると現状は、「負傷箇所の回復に向けたケアを開始しており、週内の再検査まで継続的なモニタリング実施を予定している」とのこと。SNS上には、日本からはもちろん、イタリアをはじめ世界各国のファンから早期回復を願うメッセージが溢れている。

 縦横無尽にコートを駆け回り勝利を呼び込んできた高橋が、一段とパワーアップして戻ってくるのを楽しみにしたい。

構成●THE DIGEST編集部
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