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ロンドン五輪銀メダリストが“年齢詐欺”で3年間出場停止! 偽造パスポートを使用したドミニカ選手が世界Jrで優勝【陸上】

THE DIGEST編集部

2023.12.04

1歳偽って世界ジュニアに出場していたことが判明したサントス。(C)Getty Images

1歳偽って世界ジュニアに出場していたことが判明したサントス。(C)Getty Images

 2012年ロンドン五輪 陸上 男子400メートル銀メダリストのルグエリン・サントス(ドミニカ共和国)が、同年に開かれた世界ジュニア選手権で優勝していたが、出場資格の年齢を超えていたことが発覚。現地12月1日、3年間の出場停止処分(2026年3月10日まで)を告げられた。米テレビネットワーク『NBC Sports』電子版などが伝えている。

 国際陸上競技連盟によって設立されるアスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)によれば、サントスは2012年に生年月日を偽ったパスポートを使用し、競技に出場したことを認めたという。

 92年11月12日生まれの31歳だが、パスポートには93年11月12日と記載されており、12年12月31日に18、19歳の選手に参加資格がある世界ジュニアに本来出られないはずの彼が出場していたのだ。

 サントスは2010年から17年まで年齢を偽っていた。ドミニカ当局から大会には偽の生年月日が載ったパスポートを使用し、それ以外の目的では本物を使うように指示されていたという。
 
 AIUのブレット・クロージャー会長は、「ドーピング違反に対する制裁とは異なる。2012年には資格年齢で将来の成績が失格になる規定がなく、五輪の結果を無効にする理由はない。なぜなら五輪は年齢別のカテゴリーはなく、違反にならないから」と五輪銀メダルには影響はないと説明する。

 ただし、ロンドン五輪でゴールした時には史上最年少の400mメダリストになったが、年齢詐欺が発覚したことで、同記録は1988年のソウル五輪でスティーブ・ルイス(米国)の19歳で金メダルを獲得した記録に戻った。

構成●THE DIGEST編集部

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