格闘技・プロレス

「女帝時代の始まりだ!」舞華、4度目の挑戦で念願の“ワールド王座”初戴冠!「ひとり残らずぶっ倒していくぞー!」【スターダム】

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2023.12.30

念願の赤いベルトを巻いた舞華。写真:永島裕基

 スターダムは『JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2023』12.29東京・両国国技館大会を開催。ファイナルの「ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦」では舞華が鈴季すずを破り、ワールド王座初戴冠を果たした。
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 まさに激闘だった。前哨戦から火花を散らしてきた両者は、エルボ―合戦からスタートし、いきなり場外乱闘に発展。すずが激しいキックを叩き込めば、舞華は雪崩式ブレーンバスターやパワーボムで切り返すなど必死の反撃に出た。

 だが、負けられないすずは、雪崩式ジャーマンスープレックスホールドやロコモーションジャーマンを繰り出す。すずの鋭い攻めに何度も崩れ落ちそうになったが、驚異の粘りを見せた舞華は、ひめかの必殺技・ランニングパワーボムで一気に流れを呼び込むと、最後は炎華落としからのみちのくドライバーⅡ3連発で3カウントを奪った。

 4度目の挑戦で、悲願の赤いベルトを初めて巻いた舞華は、「2024年、私がスターダムを引っ張っていきます」とコメント。「来年は中野たむ、林下詩美、上谷沙弥、そしてジュリア、いや、スターダムにはまだまだおもしれーヤツがたくさんいるから、ひとり残らず私がぶっ倒していくぞー!」と決意を新たにした。
 
 バックステージで舞華は、「やっとやっとスターダム最高峰のベルトを獲ることができました」と報告。「今年、本当に自分にとっては、山あり谷あり、本当にどん底に落ちて心も折れて、それでもみんなが支えてくれたから...。本当にみんなが私の生きる活力であり、歯を食いしばって頑張れる原動力でした。でも今度は私がみんなの生きる活力になる」と目標を掲げた。

 最後に舞華は、「これから多分このベルトを持って困難に立ち向かうことが増えるし、またどん底に落ちるかもしれないけど、その弱さもしっかりと受け止めたうえで私は生きていく」と力強い眼差しを向けると、続けて「2024年、女帝時代の始まりだ! みんなそこ、お楽しみに、安心してスターダムを見守ってください」と呼びかけた。

◆スターダム◆
『STARDOM DREAM QUEENDOM 2023』
2023年12月29日
東京・両国国技館
▼ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦(30分1本勝負)
○舞華(20分39秒、みちのくドライバーⅡ3連発→片エビ固め)鈴季すず●
※舞華が第17代王者となる

取材・文●大田更紗

【スターダムPHOTO】舞華が鈴季すずとの激闘を制し、ワールド王座初戴冠!

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