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パリ五輪“最後の1枠”は誰の手に? 松田瑞生が4年越しの夢へ!前回、涙の途中棄権の佐藤早也伽はリベンジを誓う【大阪国際女子マラソン】

THE DIGEST編集部

2024.01.28

大阪国際女子マラソンに挑む有力選手たち。左から前田、松田、佐藤。(C)Getty Imges,産経新聞社

 1月28日、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジの1つ『大阪国際女子マラソン』が開催される。世界選手権3度出場の松田瑞生(ダイハツ)、世界選手権ブダペスト大会代表の佐藤早也伽(積水化学)、東京五輪代表の前田穂南(天満屋)ら実力者が揃った。"パリ五輪切符"を巡り、熾烈なレースが繰り広げられるだろう。

 昨年10月に行なわれたMGCで既に鈴木優花(第一生命グループ)と一山麻緒(資生堂)がパリ五輪代表に内定している。最後の1枚は、今大会、もしくは3月10日の名古屋ウィメンズマラソンで2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位の選手が獲得。該当選手がいない場合は、MGC3位の細田あい(エディオン)が代表になる。
 
 今大会、最有力は世界選手権で日の丸を背負いながらも、五輪とは無縁の松田だ。4年前に同大会で当時の設定タイムを上回る2時間21分47秒で走破し、東京五輪代表3枠目に名乗り上げた。だが、その後に行なわれた名古屋ウィメンズマラソンで一山に記録を塗り替えられたため、涙の補欠となった。人一倍悔しい思いをした"なにわの女王"のド根性に注目だ。

 もう一人、並々ならぬ思いで今大会に臨むのが佐藤だ。昨年7キロ過ぎに他のランナーと足が接触し、転倒というアクシデントに見舞われ、無念の棄権となった。今回はそのリベンジに燃えている。また東京五輪代表ながらMGCで7位と振るわなかった前田も、最後のチャンスに挑む。

 運命の号砲は、12時15分に鳴る。42.195キロ先のゴールで笑顔を見せるランナーははたして...。

構成●THE DIGEST編集部

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