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格闘技・プロレス

「地球に穴が開いたかも」ミラノ石川祐希の猛打に現地解説が驚嘆!「セッターを任せても遜色ない」と多才ぶりも絶賛

THE DIGEST編集部

2024.02.04

石川が攻守に奮闘を見せ、勝利に貢献した。(C) Lega Pallavolo Serie A

石川が攻守に奮闘を見せ、勝利に貢献した。(C) Lega Pallavolo Serie A

 現地時間2月3日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2023-24シーズン後半6節が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するアリアンツ・ミラノは、ファルミタリア・カターニャとホームで対戦し、セットカウント3-0(26-24、25-19、25-17)でストレート勝利を収めた。

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 ミラノは1週間前に行なわれたコッパ・イタリア準決勝でペルージャと対戦し、8点ビハインドの窮地から石川の凄まじい奮起でフルセットへ望みをつなぐも、3年越しの決勝進出は叶わず。欧州大会のCEVカップでも準々決勝本戦を前に敗退しており、リーグ戦ではなんとしても昨季の4強入りを越える成果を挙げたいはずだ。そのためにはプレーオフを見据え、レギュラーシーズンの残る6試合で5位から順位を上げておきたいところだ。その最中、ミドルブロッカー(MB)で主将のマッテオ・ピアノ(イタリア)が左膝半月板損傷により前日に手術を受けて復帰まで4週間を要することに。さらに、昨季王者のトレンティーノから加入し、石川と対角を組むアウトサイドヒッター(OH)のマテイ・カジースキ(ブルガリア)も、試合当日の練習でふくらはぎの筋肉を傷めてしまい急きょ欠場。3週間の離脱となる模様だ。

 万全ではないチームを支え、牽引する重要な役割を任されたのは、昨季もピアノ不在時に主将を務めた石川。直近3試合のすべてでチーム最多得点を記録した背番号14はキャプテンマークを付けて、司令塔パオロ・ポッロ(イタリア)、OHオスニエル・メルガレホ(キューバ)、MBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)とマルコ・ヴィテッリ(イタリア)、OPフェレ・レゲルス(ベルギー)とともに先発を務めた。

 一方、12チーム中で最下位に沈むカターニャ。白星は、前半2節のチステルナ戦で挙げた1つのみで、ここまで1勝16敗と厳しいシーズンを送っている。それでも、前節のチヴィタノーヴァ戦では、セットカウント2-1で先行の後にフルセットで敗れたが、昨年11月に途中加入した元イタリア代表OHヤコポ・マッサーリが27得点をマークするなど大健闘。その試合と同様のメンバーでミラノ戦へ臨んだ。

 第1セット開始から間もなく、バックローからスペースへ落とし込んで自身最初の得点を挙げた石川は、ラリー中の2段トスでリードに貢献する。ところが、味方の誤打の後、珍しく2連続でブロックに捕まると、追いかける展開へ。4点のビハインドを負って迎えた終盤に、石川の高精度なレセプションからフェイントで1点を返したメルガレホが、続くサーブで相手のミスを誘発して接戦へ持ち込む。先に握られたセットポイントを回避した後、ヴィテッリの2連続ブロックが決まり、ミラノが逆転で試合を先行した。
 
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