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「ハードな役割を担っています」水谷隼が“五輪リザーブ”の役割を解説! 波紋を呼ぶ伊藤美誠の発言を擁護【卓球】

THE DIGEST編集部

2024.02.10

東京五輪では伊藤美誠とペアを組みダブルスで金メダルを獲得した水谷氏。(C)Getty Images

東京五輪では伊藤美誠とペアを組みダブルスで金メダルを獲得した水谷氏。(C)Getty Images

 2月9日、東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼氏がXを更新し、五輪でのリザーブの位置づけを解説した。

 5度の五輪を経験した卓球界のレジェンドは、「オリンピックの場合、試合会場はもちろん、練習会場も細かく時間とコートが指定されているため代表選手ですら満足に練習できない状況です。そのためリザーブ選手というのは『万が一出番が来た時のためにしっかり準備しておくこと』というのはなく、代表選手達の練習パートナーという位置付けになります」と実情を説明したうえで、以下のように続けた。

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「普段は対戦相手に似た特徴の選手が必ず練習相手をするのですが、人数に限りがあるオリンピックではそうはいきません。

 男子のリザーブ選手であれば、女子選手の練習相手になったり、中国選手と対戦する場合には中国ラバーを張ったラケットで練習させられたり、サービスのフォームを真似させられたりと、日本の勝率が1%でもあがるように努力してくれる陰の立役者です。

 リザーブ選手ならびに練習パートナーというのは、約1ヶ月間自分の練習ができない、なおかつ休みがないとてもハードな役割を担っています」
 
 前日にパリ五輪代表選考から漏れた伊藤美誠(スターツ)が、東京五輪での仲間のサポートに感謝しながらも、自身は「リザーブには向かない」としてリザーブでのパリ五輪出場を辞退する発言を巡り、賛否両論も生まれている。

 そんななか東京五輪のパートナーは、彼女のコメントの意図を汲み取り「バック面に異質のラバーを使う伊藤選手は練習パートナーとしては不向きな戦型です。また怪我が少ない卓球競技において、リザーブの選手が試合に出場するということは限りなく0に近いです。以上のことから伊藤選手はリザーブに選ばれても辞退する可能性を示したものと思われます」と真意を明かしていた。

構成●THE DIGEST編集部

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