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一番手で完勝の早田ひな、パリ五輪出場権獲得も「目指すのは優勝。パリの切符はあくまで通過点」平野美宇も「ここが最終地点ではない」と頂点見据える【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2024.02.21

(左から)早田、張本、平野のいずれもがストレート勝ち。日本はクロアチアを倒してパリ五輪の切符を掴んだ。(C)WTT

 現地2月21日、韓国・釜山で開催されている卓球の世界選手権団体戦は決勝トーナメント2回戦が行なわれた。女子の日本代表(世界ランク2位)はクロアチア代表(同41位)と対戦し、早田ひな、張本美和、平野美宇の全員がストレート勝ちを収めて、日本がマッチカウント3ー0で勝利。パリ五輪の団体戦出場を確定させ、五輪のシングルス2枠も獲得した。

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 試合後、早田は「まわりの音も聞こえたり、床も違ってボールが飛ばないなと感じたが、3ー0と一番いい形で勝つことができた」と振り返った。また、「今回の団体戦で私たち5人は優勝を目指して、それぞれやっていると思う。そのなかの通過点としてパリ五輪の切符があった。それを獲得できたのはもちろんうれしいが、5人全員が目指しているのはここじゃないと思うので、またさらに気を引き締めてここから頑張っていきたい」と、1971年以来53年ぶりの優勝に向けて意気込んだ。

 二番手の張本は、「コートがいつもと違ったが、プレー自体はいつも通りの自分を出すことができた。結果として3ー0で勝つことができてうれしい」と振り返り、3人目として試合を決めた平野も、「五輪の団体戦(出場)が懸かっていた試合だったが、ここが最終地点ではない。ひとつの通過点と言う気持ちで、みんな1点1点をもぎ取って、3ー0で勝てたことはよかった」と、あくまで目標は優勝だと力強く語った。
 
 また早田は、「私と平野選手が同じ年(23歳)で、張本選手が年下(15歳)になるが、プレーからもそういった感じは全然なく、同じ年くらいの感覚で接することができる。プレーは私たちよりも強いものを持っている部分があるので、3人がそれぞれを尊敬して切磋琢磨して、チームメイトとして頑張っていきたい」と語った。

 早田からべた褒めされた張本は、「先輩方は本当に強くて、尊敬できる方ばかり。卓球以外のところでも見習うべき部分がたくさんあって、日々、先輩方の背中を見て追っている感じです」と受け答え、張本から尊敬されていると言われた平野は、「本当か分からないですけど、すごいうれしいです」と笑顔を見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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