マラソン・駅伝

ドーピング問題に揺れる創価大。川嶋伸次氏が総監督に就任! “人生の師”とのタッグに榎木和貴監督は「本当に心強い」

THE DIGEST編集部

2024.02.22

日本インカレ5000mを制し、出雲駅伝に出走したリーキー・カミナにドーピング陽性が発覚した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 2月21日、創価大駅伝部は、旭化成陸上部コーチを退任する川嶋伸次氏が2024年4月1日付けで総監督に就任することを発表した。

 今月15日、ケニア人留学生リーキー・カミナ(3年)のアンチ・ドーピング規則違反が発覚。昨年9月16日に実施された『日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)』のドーピング検査で禁止薬物(ナンドロロン)の陽性反応が出ていたことで、3年間の資格停止処分を科されると同時に、10月に開催された出雲駅伝準優勝の記録も取り消しとなっていた。

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 この事件を受け同部は、組織を変革。公式ホームページで「新しい指導体制のもと競技力の向上を目指して、一層の努力を重ねてまいります」とコメントした。
 
 川嶋氏は、2000年シドニー五輪のマラソン日本代表にとして活躍し、翌年に引退。2002年から東洋大の監督として指導にあたり、黄金時代の土台を築いたものの、2008年に不祥事が起き、引責辞任した。

 2009年4月から旭化成陸上部のコーチに就任。手腕を発揮し、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)でチームを4連覇に導いている。かつての同僚であり、現創価大駅伝部監督の榎木和貴氏は、「現役時代を含め人生の岐路において様々な相談に乗っていただいた師が、総監督として共に進めることは本当に心強い」と、自身のXに記している。

構成●THE DIGEST編集部

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