韓国・釜山で行なわれた卓球の『世界選手権 団体戦』で銀メダルを獲得した女子日本代表らが2月26日に帰国。東京都内で会見が開かれ、伊藤美誠はパリ五輪の補欠は辞退する意向を口にした。
【PHOTO】早田ひな、伊藤美誠、平野美宇、張本美和...女子卓球界が誇る"異次元の天才"たちを一挙にチェック!
24日の決勝で中国と激闘の末、2勝3敗で敗れた日本代表。53年ぶりの金メダルを逃したものの、それでもアジアの強敵を苦しめ、ファンを大いに盛り上げた。準決勝、決勝で伊藤はリザーブメンバーとしてベンチから早田ひなや平野美宇、張本美和に的確な助言を送る姿がネット上で大きな話題となった。
銀メダル獲得の影の立役者となった伊藤は、会見で「今回は選手に沢山アドバイスする機会があった。アドバイスしたことを選手がやってくれたり、私のアドバイスを工夫してしっかり考えて試合に入ってくれて、一致したときや当てはまった時に本当に嬉しい。初めてコーチや監督になった感じで、こういう感覚なんだなって思いました。今回、一番上(のメンバー)でも同世代ということで私自身もアドバイスしやすかったのもありますし、選手がベンチに帰った時に安心できる空間をつくりたいと思ったので、木原選手には沢山盛り上げてもらって、私は落ち着いてアドバイスさせてもらう役割分担がはっきりできたと思う」と振り返った。
パリ五輪の大舞台でも「伊藤監督」としてリザーブメンバーとして再び召集を期待する声も高まっているが、彼女は若手にチャンスを与えるべきだと考えている。
「リザーブの選手は私自身、リオの時は平野選手にたくさんサポートをしてもらって、初めてのオリンピックで先輩方がいるなかで、同世代がいるのは思い切りできたという理由で、その中でメダルがとれた。東京オリンピックでは早田選手にたくさんサポートしてもらいアドバイスしてくれた。早田選手がいてくれたから絶対に金、銀、銅を獲ることができた。コーチ、監督ができない部分を選手が補ってくれた。
私自身アドバイス面ではすごく良いと思うんですけど、自分自身、金、銀、銅でオリンピックを経験しているので、これからオリンピックに出場したい、金メダルを獲りたいという選手がリザーブとなって帯同するべきだと思います。
世界選手権を終えて、沢山の方にパリオリンピックでリザーブとして皆のサポートをして欲しいとメッセージを頂きました。サポートしたい部分もありますが、そこに行ったら練習相手もそうですし、本当に選手より先に体育館に行って、なんでもすぐできるようにしていく。それを平野選手、早田選手がやってくれていた。私自身、リザーブの面では今後将来を背負って行く選手が経験すべきなんじゃないかなと思っています」
名監督を再び見たいファンも多いが、はたして卓球協会はどのように判断するのか...。
構成●THE DIGEST編集部
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銀メダル獲得の影の立役者となった伊藤は、会見で「今回は選手に沢山アドバイスする機会があった。アドバイスしたことを選手がやってくれたり、私のアドバイスを工夫してしっかり考えて試合に入ってくれて、一致したときや当てはまった時に本当に嬉しい。初めてコーチや監督になった感じで、こういう感覚なんだなって思いました。今回、一番上(のメンバー)でも同世代ということで私自身もアドバイスしやすかったのもありますし、選手がベンチに帰った時に安心できる空間をつくりたいと思ったので、木原選手には沢山盛り上げてもらって、私は落ち着いてアドバイスさせてもらう役割分担がはっきりできたと思う」と振り返った。
パリ五輪の大舞台でも「伊藤監督」としてリザーブメンバーとして再び召集を期待する声も高まっているが、彼女は若手にチャンスを与えるべきだと考えている。
「リザーブの選手は私自身、リオの時は平野選手にたくさんサポートをしてもらって、初めてのオリンピックで先輩方がいるなかで、同世代がいるのは思い切りできたという理由で、その中でメダルがとれた。東京オリンピックでは早田選手にたくさんサポートしてもらいアドバイスしてくれた。早田選手がいてくれたから絶対に金、銀、銅を獲ることができた。コーチ、監督ができない部分を選手が補ってくれた。
私自身アドバイス面ではすごく良いと思うんですけど、自分自身、金、銀、銅でオリンピックを経験しているので、これからオリンピックに出場したい、金メダルを獲りたいという選手がリザーブとなって帯同するべきだと思います。
世界選手権を終えて、沢山の方にパリオリンピックでリザーブとして皆のサポートをして欲しいとメッセージを頂きました。サポートしたい部分もありますが、そこに行ったら練習相手もそうですし、本当に選手より先に体育館に行って、なんでもすぐできるようにしていく。それを平野選手、早田選手がやってくれていた。私自身、リザーブの面では今後将来を背負って行く選手が経験すべきなんじゃないかなと思っています」
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