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モータースポーツ

「明らかに角田が優位に立っている」RBでの“チーム内対決”に英メディアが注目! ただリカルドも「危機的な状況にあるとは言えない」と指摘

THE DIGEST編集部

2024.03.15

チーム内での対決が注目されているビザ・キャッシュアップ・RBのリカルド(左)と角田(右)。(C)Getty Images

チーム内での対決が注目されているビザ・キャッシュアップ・RBのリカルド(左)と角田(右)。(C)Getty Images

 今季、アルファタウリから生まれ変わったビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)。新たな名称、カラーリング、2024年型マシン「VCARB01」のポテンシャルなど、注目点は多々あるが、角田裕毅とダニエル・リカルドのチーム内対決もそのひとつだ。

 単にチーム内の主導権争いというだけでなく、セルジオ・ペレスの去就次第によってはレッドブルのシート争奪戦としての意味合いもあると見られており、ともにシニアチームへの昇格が目標だと明言していることもあって、この「日豪対決」は非常に興味深いものになっている。

 昨季途中、ニック・デ・フリースの不振によって急遽、レッドブルのリザーブからアルファタウリの正ドライバーとしてコースに復帰したリカルドは、角田、リアム・ローソンら若きドライバーを抑え、最もレッドブルに近い位置にいるドライバーであるとの見方が大勢を占めているが、開幕した今季、2戦を終えた時点では、チームメイトである角田の後塵を拝している。
 
 開幕戦バーレーン・グランプリでは予選Q1、Q2ともに0.1秒ほどの差がつき、順位では11番手の角田に対し、リカルドは14番手に沈んだ。決勝は戦略の違いで終盤にチームメイトに追いつき、チームオーダーで先行するも、前を行くケビン・マグヌッセン(ハース)を抜くことはできず。さらに続くサウジアラビアGPでは、予選Q3進出で9番手につけた角田から、0.46秒も遅れての14番手と、タイム差は開いてしまった。

 ジッダでのレースでは、角田のはるか後方に沈んだだけでなく、スピンを喫する――それも彼がシートを奪いたいと考えているペレスの目前で――など、終始苦労してのフィニッシュとなり、「この週末では我々は100%機能していないところが幾つもあった。正直に言えば、この車には多くの欠点がある」と指摘していた。
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