専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「言葉にならないぐらい嬉しい」池江璃花子が悲願のパリ五輪切符獲得! 白血病の苦難乗り越え、2大会ぶりの個人種目代表!

THE DIGEST編集部

2024.03.18

池江は2大会ぶりに個人種目での五輪内定を決めた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

池江は2大会ぶりに個人種目での五輪内定を決めた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 悲願のパリ五輪切符を最後の最後で掴み取った。

 3月18日、競泳のパリ五輪代表選考会が東京アクアティクスセンターで行なわれ、東京五輪代表の池江璃花子が女子100メートルバタフライ決勝に登場。57秒30の2位で泳ぎ切り、五輪内定条件である派遣標準記録(57秒34)を突破。1位の平井瑞希(56秒91)とともに個人種目での代表権を2大会ぶりに獲得した。

 この種目の日本記録保持者である池江はセンターレーンで登場。序盤からスピードに乗った泳ぎで前半からトップ。終盤は平井が猛追してかわされたが、なんとか2位を死守。フィニッシュ後は電光掲示板でタイムを確認し、五輪内定を知ると池江は感極まった。プールから上がると、深くお辞儀して観衆の大声援に応えた。

 レース後のインタビューでは「言葉にならないぐらい嬉しい」と五輪内定に安堵。「自分のレースを最後まで貫いたことと、最後の最後は自分を信じて泳ぎました」と答え、「この結果を前向きに捉えて頑張りたい」と前を見据えた。

 前日の準決勝では白血病による休養から復帰後、自己ベストをマーク。自身のX(旧ツイッター)に「そんな今日(17日)は、4年前病気後初めてプールに入った日」と投稿し、闘病での日々を振り返った。

 苦難の道のりを乗り越えた先には、16年リオ大会から3大会連続オリンピック出場の朗報が待っていた。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】瀬戸大也が最終日400m個人メドレーで意地の銅メダル! 驚異の7大会連続メダルで日本代表入りを狙うパリ五輪に弾み!【世界水泳】

【関連記事】「パフォーマンスだけでも素晴らしいのに…」日本男子初バタフライ金メダル・本多灯の“底力”に海外メディア称賛! 足首負傷もラスト15メートルの粘りに驚嘆【世界水泳】

【関連記事】ハードル高い!? 池江璃花子が「世界で一番厳しい」競泳パリ五輪代表選考基準に驚愕! “覇権×→派遣〇”の誤字訂正に「親近感ある」と話題も

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号