F1第6戦のマイアミ・グランプリが開幕。現地5月3日にはスプリント予選が実施され、ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅はSQ2でタイムが出せずに敗退を喫し、15番手に止まっている。
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週末の最初のセッションとなったフリー走行1回目(FP1)では25周回を重ね、ミディアムタイヤで全体8番手となる1分29秒056のベストタイムを計測し、好感触を掴んでいた角田。迎えた予選では1分28秒687と10番手でSQ1を突破するも、SQ2では1回のアタックで15番手のタイムに終わり、さらにトラックリミット違反により抹消。「記録なし」となった。
FP1、SQ1の両セッションで角田を下回るタイムだったチームメイトのダニエル・リカルドがSQ3進出で4番手の好結果を残したこともあり、角田にとっては悔いが残る予選となった。
しかし、チームの公式サイトなどを通して発せられたコメントを見ると、ネガティブに初日を振り返りながらも、アップデートが施された「VCARB01」のポテンシャルには次のように手応えを感じているようだ。
「SQ1は良かったので、良いポジションを得られましたが、最終的にパフォーマンスを最大限に引き出せずに終わりました。1回のアタックを試みましたが上手くいかず、まとめ切ることができませんでした。今思えば、2回アタックした方が良かったかもしれませんが、車が示したペースは残りの週末に自信を持たせてくれました」
一方、RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメインは、「SQ2でユウキに何が起こったのかをよく確認して理解する必要がある。彼は1日を通して車に満足し、自信も持っていた。SQ1の後も同様で、彼は『SQ2で1回だけ、タイムアタックを行ないたい』と言ってきた。それは正しい判断だったが、上手くいかなかった」と語り、「週末は始まったばかりであり、チャンスはまだ多くある」と2日目以降の巻き返しを誓った。
F1公式サイト『F1.com』は、RBについて「シャシーを交換したことで、中国GPではチームメイトの角田に比べてはるかに心強いパフォーマンスを発揮したリカルドは、マイアミではスプリント予選で2列目のグリッドを獲得。一方、角田はSQ2で脱落し、15番グリッドと後方に並ぶこととなった」と伝えている。
英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「マイアミGPスプリント予選の勝者と敗者」という過激な見出しをつけた記事において、角田を『敗者』に選定している。「リカルドはペースを取り戻したが、今季のRBは2台の競争力のある車を同時に持つことができないようだ」と、チームメイトとのコントラストを強調しながらも、その寸評は2日目以降での挽回に期待を寄せる内容にもなった。
「ユウキは15番手に沈み、中国GPも含め、シーズン序盤の好スタートに比べて彼は苦戦している。もっとも、RBはツノダの予選結果は異常であると考えている。それは、ほとんどのドライバーが2回アタックを行なった中で、彼がSQ2で1回だけのアタックに絞った結果である。チームは、彼が残りの週末でクリーンに走り抜けることにより、リカルドと同じペースを見せられると期待している」
マシンも仕上がっているように見えていただけに、日本人ドライバーにとっては残念な結果となってしまった。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、チームの公式サイトなどを通して発せられたコメントを見ると、ネガティブに初日を振り返りながらも、アップデートが施された「VCARB01」のポテンシャルには次のように手応えを感じているようだ。
「SQ1は良かったので、良いポジションを得られましたが、最終的にパフォーマンスを最大限に引き出せずに終わりました。1回のアタックを試みましたが上手くいかず、まとめ切ることができませんでした。今思えば、2回アタックした方が良かったかもしれませんが、車が示したペースは残りの週末に自信を持たせてくれました」
一方、RBのレーシングディレクターであるアラン・パーメインは、「SQ2でユウキに何が起こったのかをよく確認して理解する必要がある。彼は1日を通して車に満足し、自信も持っていた。SQ1の後も同様で、彼は『SQ2で1回だけ、タイムアタックを行ないたい』と言ってきた。それは正しい判断だったが、上手くいかなかった」と語り、「週末は始まったばかりであり、チャンスはまだ多くある」と2日目以降の巻き返しを誓った。
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「ユウキは15番手に沈み、中国GPも含め、シーズン序盤の好スタートに比べて彼は苦戦している。もっとも、RBはツノダの予選結果は異常であると考えている。それは、ほとんどのドライバーが2回アタックを行なった中で、彼がSQ2で1回だけのアタックに絞った結果である。チームは、彼が残りの週末でクリーンに走り抜けることにより、リカルドと同じペースを見せられると期待している」
マシンも仕上がっているように見えていただけに、日本人ドライバーにとっては残念な結果となってしまった。
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