新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、ドラゴンゲート、スターダム、東京女子プロレスと現時点では８団体が加盟を表明している日本プロレスリング連盟UJPWが、発足を記念して『ALL TOGETHER～日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会～』5.6東京・日本武道館大会を開催した。今大会には新日本、ノア、DDT、大日本、ドラゴンゲート、スターダムの6団体が参加した。

【PHOTO】大接戦の末、因縁のブライアン・ダニエルソンを沈めたオカダ・カズチカ！｜ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム 　昨年に続いて今回が４度目の開催となるプロレスオールスター戦『ALL TOGETHER』だったが、記者室に入り中継のモニターを見ると、客入りが芳しくないのが気になった。空席がブロック単位で目立つのだ。試合が始まり会場内に入ってみると、約半分の座席を潰しているが、アリーナ席や販売されている席は埋まっていた。盛り上がりも悪かったわけではない。ただ入場ゲート側の客席を幕もかけずに空席のまま晒してしまったため、より空席が目立ってしまったのは確かだろう。2011年に同会場で開催した際には17000人（超満員札止め）とチケットが1枚も残っていなかったが、今大会は4583人とかなり寂しい入りだったことは否めない。

　実際に試合をしている選手はどう感じているのだろうと思っていたら、第6試合を終えてインタビュールームに現われたタイチがバックパネルの『ALL TOGETHER』のロゴを指差して「それとこれ！　これ！　今日、何人入ってんだ？　オールスター戦みたいなもんじゃねえの、これ？　違うの？　俺、よくわかんねえけど、この興行。なんとかかんとかプロレスリングなんとか、立ち上げたんだろ？　武道館、今日、札止めになってるか？　プロレス界全体が食って掛かって、ここに集まって、何人入ってんだ、今日？　そんなんだったらよ、別に無理してやる必要ないんじゃない？　チャリティだって、他の形でできるし。全員、全部の団体が来てんだろ？　力合わせて。そうしたらこういう結果になった。もうちょっと考えた方がいいんじゃない？」と厳しく問題提起。続けて「全員が揃ってこれ。全員の顔が潰れるよ、これ。もうちょっと考えろよ。俺みたいなもんが言うと、ウルセーって言うかもしんねえけどよ、実際見たらわかんだろ。プロレスの力がこれか？新日本プロレスひとつでやった方が入ってたんじゃない？　そういうことじゃない？　よく考えろ。ここに関しては、俺はわかんねえけど、まあまた出ろって言われたら出るよ。ちゃんと考えた方がいい、客入るように。それだけだよ。わかったな？　言いたいことはこれだけだ」と開催をするのならしっかりと集客をしないと、プロレス関係者全員の顔が潰れるとまで危惧していた。