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格闘技・プロレス

115年の歴史を誇る英老舗ボクシング専門誌が惚れた井上尚弥の左フック一閃。表紙を飾った日本人カメラマン珠玉の一枚が脚光!

THE DIGEST編集部

2024.05.10

世界中のボクシング関係者が注目した井上(左)とネリ(右)の統一戦。井上が仕留めた一発が大きな脚光を浴びている。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

世界中のボクシング関係者が注目した井上(左)とネリ(右)の統一戦。井上が仕留めた一発が大きな脚光を浴びている。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 世紀の一戦を激写した日本人カメラマンの珠玉の一枚が国内外から称賛が上がっている。

 去る5月6日、プロボクシングの4大世界タイトルマッチが東京ドームで行なわれ、メインカードの世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦は王者・井上尚弥(大橋)がWBC同級1位で元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで撃破。悪童を3度もリングに沈める快勝劇で、2度目の王座防衛に成功した。

 世界中のボクシング・ファンが熱い視線を送った注目の一戦。無敵のモンスターがメキシコ人サウスポーの顔面を捉えた瞬間が、現地5月9日に発売された英国の老舗ボクシング専門誌『Boxing News』の表紙を飾っている。

 井上の左フックがネリの右顎にヒットし、飛び散る汗までしっかり収められた臨場感溢れる一枚。まさに珠玉のカットと言っても過言ではない。この写真を撮影したのは、世界的なボクシングカメラマンである日本人の福田直樹氏。リングサイドから撮影した同氏は自身のインスタグラムに画像付きで、「1909年に創刊された“世界最古“のボクシング専門誌、英国『ボクシングニュース』最新号(5月9日発売)の表紙に、井上尚弥vsネリ戦の写真を使用していただきました」と、自身の一枚が採用されたことを紹介した。

 福田氏によると、日本選手の試合が同誌の表紙を飾るのは115年に及ぶ歴史の中でこれが通算4度目。そのうち3度が井上だと強調する。しかも、「その全てに(自分の)写真を使用していただけて、とても嬉しいです。まだ実物を見ていませんが、本文にも大型のファイトレポートが掲載されているはずです」と、しっかりアピール。モンスターの激闘に、いまだ興奮を抑えられていない。
 
 今回の一枚に対し、同氏のインスタ内のコメント欄では「素晴らしいです!」「めちゃくちゃ迫力のあるいい写真」「井上尚弥は世界一のボクサーだ!」「躍動感に溢れていますね」など、絶賛の声がいま現在も寄せられている。

 東京ドームでのボクシング興行としては実に34年ぶりの開催だったビッグマッチは約4万3000人の観衆が集結。メインイベントを含む4試合の世界タイトルマッチを独占ライブ配信したAmazonプライム・ビデオによると、日本のプライム・ビデオ史上最大のピーク視聴数を記録したという。ちなみに、最大のピーク視聴数を記録したシーンは井上がネリをKOするシーンだったと発表した。

 ボクシング史に大きな足跡を残す歴史的な1勝を挙げた井上。史上空前のモンスター・フィーバーは、まだしばらく続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】世界最古のボクシング誌の表紙に!日本人カメラマンが激写した井上尚弥vsネリの師玉の一枚
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