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格闘技・プロレス

話題の新団体マリーゴールドに現われた女子プロレス界注目の超新星、天麗皇希とは何者か? 「もう人生が180度変わったと言っていいくらい」

橋本宗洋

2024.05.28

元アクトレスガールズ同士のタッグマッチも見られた旗揚げ戦。手前の紫のコスチュームが皇希。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

元アクトレスガールズ同士のタッグマッチも見られた旗揚げ戦。手前の紫のコスチュームが皇希。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 話題の新団体マリーゴールドは、旗揚げから3大会すべて満員という最高のスタートを切った。

 ロッシー小川氏がスターダムを離れて設立した女子プロレス団体。ジュリア、林下詩美と元スターダムの選手たちが中心になると思われたが、そこにアクトレスガールズを離脱した選手たちが加わって陣容が分厚くなった。

 中野たむ、なつぽい、安納サオリなど多くの人気選手を輩出したアクトレスガールズ。2022年からはプロレス団体としての活動をやめ、プロレスをモチーフとしたエンターテインメント・パフォーマンスのイベントを開催してきた。試合展開を事前に作り込み、リハーサルを繰り返してリング上で披露する。勝ち負けは試合前から決まっていると団体が公言してのエンタメだ。

 ただそこから、プロレスに戻りたい、もっと本格的にプロレスをやりたいという者も出てくる。アクトレスガールズでプロデューサー/アドバイザーを務めていた風香氏は、かつてスターダムのGMだった。その縁からマリーゴールド旗揚げに加わることに。

“非プロレス”のアクトレスガールズでデビューした選手たちは、マリーゴールド旗揚げ戦で正式なプロレスデビューとなった。後藤智香、天麗皇希(あまれいこうき)の2人だ。

 後藤が173cm、皇希は170cmと長身。会見に登場した時から、そのビジュアルもあって注目されてきた。とりわけ皇希のポテンシャル、期待感については小川氏もたびたび言及している。

 5月20日、後楽園ホールの旗揚げ戦では、アクトレスガールズでも同じユニットだった皇希と後藤の「ツインタワー」タッグが翔月なつみ&松井珠紗に勝利。アクトレスガールズの先輩からの金星だった。

【動画】新団体「マリーゴールド」が華やかに旗揚げ!その一部始終をチェック
 フィニッシュとなったのは皇希のアメジスト・バタフライ(旋回式ボディプレス)。同じ技で旗揚げ2戦目、新木場1st RING大会昼の部(5月26日)では石川奈青を下した。デビューから2戦連続で自分よりキャリアの長い選手に勝ったのだ。

 さらに5.26新木場大会・夜の部では、団体エース格の林下詩美と「ロイヤルタッグ」を結成。ファンからも見たいと要望が多かったというコンビで翔月&ビクトリア弓月に勝利した(林下が弓月をフォール)。

 これで皇希は旗揚げから3連勝。プロレスデビューから3連勝でもある。皇希とのタッグについて「私たちはビジュアルもいいし、強いし、美しいし」と林下。シングル対決も望んでいるという。

 皇希も「詩美さんは超えなくてはいけない存在」と語る。3連勝という結果もあり、そんな目標を掲げる自信もついたのだ。
 
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