大金星まで、あと一歩及ばなかった。
現地5月28日、世界のトップ16によるバレーボール最強国決定戦「ネーションズリーグ(VNL)」の予選ラウンド第2週・中国大会(マカオ)が開幕し、世界ランク8位の女子日本代表はブラジル代表(同2位)と激突。フルセットまでもつれる激闘も、2-3(26-24、24-26、25-19、20-25、11-15)で惜敗。東京五輪銀メダルの強豪を最後まで追い詰めたが、初戦は惜しくも黒星スタートとなった。
第1週のトルコ大会は初戦で完全アウェーのなか、世界ランク1位のトルコ代表をフルセットで撃破するなど、3勝1敗で終えた日本。1次リーグ終了後の6月17日に発表される同ランキングによって、パリ五輪出場の可否が決まる。当週はアジア最上位を争う中国(同6位)と31日に相まみえるため、パリ切符を掴むためにも負けられない戦いだ。
日本の先発はセッターに岩崎こよみ、アウトサイドヒッターに主将の古賀紗理那、林琴奈、石川真佑を起用。ミドルブロッカーに荒木彩花と山田二千華、リベロは福留慧美でスタートした。
スタメン起用された荒木が高さのあるブロック、世界最高峰リーグ・セリエA(イタリア)で研鑚を積む石川の強烈なアタックで連続得点を奪い、序盤は日本が主導権を握る。中盤からアナ・クリスティーナを中心にVNL4連勝中のブラジルがじわじわ攻めて逆転するも、日本は古賀の連続ポイントなどで食らい付く。再びブラジルに逆転されて先にセットポイントを握られる苦しい展開も、粘りのバレーで日本が26-24で第1セットを先取した。
日本は第2セットの頭から山田に代えてミドルに渡邊彩を起用。両チーム一進一退の攻防で進んだが、終盤にブラジルがエースのガビ、クリスティーナの連続得点で突き放し、24-20で第1セット同様にセットポイントを握る。しかし日本は連続ブロックなどで驚異の粘りを見せ、再び同点に。だが最後は相手エースの鬼神スパイクが炸裂して、ブラジルがこのセットを取り返した。
第3セットは日本ペース。ブラジルの高さ、コンビネーションを生かしたスパイクが襲うも全員バレーでつなぎ、石川や宮部藍梨らが得点。最大9点差をつけてブラジルを突き放す。終盤は5連続ポイントで相手に追い上げられるも、最後は古賀のサービスエースが決まりガッツポーズ。日本がセットカウント2-1でリーチをかける。
すでに五輪切符を内定しているとはいえ、負けられないブラジルはガビを中心に序盤から猛攻。コートに叩きつけるような高さのある強力スパイクを何本も放つが、一貫して日本は粘り強さを発揮して連続ポイントを許さず。だが、地力あるカナリア軍団が最後は押し切り、第4セットを奪取。決着は15点先取の最終セットまでもつれた。
第5セットはブラジルが序盤から得点を積み重ねてリード。日本は一時3点差まで詰め寄る驚異の粘りを見せるも、カナリア軍団の牙城を崩せず。最後は石川のスパイクがラインを僅かに外れ、昨秋のパリ五輪予選のリベンジは果たせなかった。
構成●THE DIGEST編集部
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日本の先発はセッターに岩崎こよみ、アウトサイドヒッターに主将の古賀紗理那、林琴奈、石川真佑を起用。ミドルブロッカーに荒木彩花と山田二千華、リベロは福留慧美でスタートした。
スタメン起用された荒木が高さのあるブロック、世界最高峰リーグ・セリエA(イタリア)で研鑚を積む石川の強烈なアタックで連続得点を奪い、序盤は日本が主導権を握る。中盤からアナ・クリスティーナを中心にVNL4連勝中のブラジルがじわじわ攻めて逆転するも、日本は古賀の連続ポイントなどで食らい付く。再びブラジルに逆転されて先にセットポイントを握られる苦しい展開も、粘りのバレーで日本が26-24で第1セットを先取した。
日本は第2セットの頭から山田に代えてミドルに渡邊彩を起用。両チーム一進一退の攻防で進んだが、終盤にブラジルがエースのガビ、クリスティーナの連続得点で突き放し、24-20で第1セット同様にセットポイントを握る。しかし日本は連続ブロックなどで驚異の粘りを見せ、再び同点に。だが最後は相手エースの鬼神スパイクが炸裂して、ブラジルがこのセットを取り返した。
第3セットは日本ペース。ブラジルの高さ、コンビネーションを生かしたスパイクが襲うも全員バレーでつなぎ、石川や宮部藍梨らが得点。最大9点差をつけてブラジルを突き放す。終盤は5連続ポイントで相手に追い上げられるも、最後は古賀のサービスエースが決まりガッツポーズ。日本がセットカウント2-1でリーチをかける。
すでに五輪切符を内定しているとはいえ、負けられないブラジルはガビを中心に序盤から猛攻。コートに叩きつけるような高さのある強力スパイクを何本も放つが、一貫して日本は粘り強さを発揮して連続ポイントを許さず。だが、地力あるカナリア軍団が最後は押し切り、第4セットを奪取。決着は15点先取の最終セットまでもつれた。
第5セットはブラジルが序盤から得点を積み重ねてリード。日本は一時3点差まで詰め寄る驚異の粘りを見せるも、カナリア軍団の牙城を崩せず。最後は石川のスパイクがラインを僅かに外れ、昨秋のパリ五輪予選のリベンジは果たせなかった。
構成●THE DIGEST編集部
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