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モータースポーツ

「チャンスを得るべきはツノダ」F1専門メディアの“フェルスタッペンの同僚に相応しいドライバー”アンケートで角田裕毅が1位に!

THE DIGEST編集部

2024.06.03

今季19ポイントを上げてドライバーズランキングの10位につける角田。(C) Getty Images

今季19ポイントを上げてドライバーズランキングの10位につける角田。(C) Getty Images

 今季、8戦を終えて5戦で入賞を飾り、19ポイントを獲得してドライバーランキングで10位につけているビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅。トップ5のチームのドライバーたちに割って入る奮闘ぶりは、多方面から高い評価を受けている。

【関連記事】「緊張感がありプレッシャーも感じた」角田裕毅、苦しみながらも再びQ3進出で8番グリッドをゲット! 専門メディアは「再び素晴らしい予選」と賛辞
 そんな日本人ドライバーの躍進ぶりは、彼の去就に人々や各国メディアの注目を集めることとなり、様々な噂や憶測が飛び交っている状況である。その中で、候補として挙がっているのは、まずRB残留、そしてアストンマーティン、ハース、アルピーヌ、ウィリアムズ、さらには2026年よりアウディのワークスチームとなるザウバーといったところか。
 
 しかし、角田がこれまで最大の目標としていた姉妹チームであるレッドブルへの昇格は、セルジオ・ペレスの契約延長が間近とされているため、少なくとも2025年の実現は難しいといわれており、また英国公共放送「BBC」などは角田がレッドブルから十分な評価を受けておらず、「昇格のために角田にできることは何もない」と厳しい展望を示している。

 ヘルムート・マルコ顧問からは賛辞を受け、レッドブルのドライバーとしての資格があるとお墨付きを得ているにもかかわらず(御大は今季スーパーフォーミュラ参戦中の岩佐歩夢も推薦)、同チームのドライバー起用の決定権はチーム代表のクリスチャン・ホーナーが握っており、彼の視線は角田のチームメイトであるダニエル・リカルド、あるいは現在リザーブドライバーを務めるリアム・ローソンに向いているのだという。

 これに対し、マックス・フェルスタッペンの母国オランダのF1専門サイト『RN365』は、「我々には角田がいる。日本人ドライバーは、RBで間違いなく目立っている。シーズンのスタートは少し不調だったものの、その後は6レースで5回もポイントを獲得した」とポジティブに評し、彼がレッドブルのドライバーに相応しいか否かを、他のドライバーとの比較という形で読者に問うている。

「2025年にフェルスタッペンのチームメイトに相応しいドライバーは?」というアンケートで、8565人(6月2日現在)のオランダ人F1ファンがペレス、角田、今季限りでフェラーリを離脱することが決定しているカルロス・サインツ、そして「その他のドライバー」の中から選択。結果は、以下のようになった。

角田 39.18%
サインツ 38.21%
その他 11.85%
ペレス 10.75%

 同メディアは、あくまでもファンの意見ながらも、「来季、マックスの隣でシートに収まるチャンスを得るべきなのは角田だということだ」と結論づけ、同時に契約延長間近のペレスについては「少なくとも、ファンが望むのは彼ではない」と綴っている。
 
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