バレーボール

「少しでもいい流れを」“試合勘”を取り戻してきた石川祐希に指揮官も満足げ!「素晴らしいプレーをしてくれた」【男子バレー】

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.06.06

この日、西田有志とともにチーム最多の21得点を挙げた石川。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)の男子予選ラウンド第2週2日目が6月5日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で行なわれた。日本代表は、ドイツを3-2(25-22、22-25、25-27、25-23、15-8)のフルセットで破り、1次リーグの通算成績を5勝1敗とした。
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 福岡ラウンドからチームに合流したキャプテンの石川祐希は、「後半疲れてしまったりとか、そのなかでパフォーマンスを出さないといけなかったりとか…。そういった感覚が蘇ってきた」と試合勘が戻ってきたと明かす。「やっぱりフルセットでやると疲労感はたまってくるので、プレーが雑になってしまったと感じるところもあった」と振り返った。

 それでも、要所で好プレーが光った。この日は、チーム最多タイの21得点(アタック18得点・ブロック2得点・サーブ1得点)をマークし、存在感を発揮。第5セットでは序盤から強烈なジャンプサーブを放ち、一気に流れを呼び寄せた。

「サーブに関しては、少し中盤にミスが多かったと思うので、もう1回意識し直して、やるべきことだけしっかりやった。なかなかいい流れではなかったので、少しでもいい流れをと思っていた。締めるという意味でも(第5セットは)いいスタートが切れたと思う」
 
 一方、フィリップ・ブラン監督は、石川のパフォーマンスについて「石川は最後の5セット目にとても素晴らしいプレーをしてくれた。試合の途中で少し調子を落としたが、復活してくれた。そういった点が見られたのは良かった」と誇らしげに語った。

 次戦、日本は6月7日に強豪のポーランドと激突する。エースの石川は「世界で1番強いチームなので、そのチームとしっかり戦うことに意味がある」と気を引き締めた。

取材・文●大田更紗

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