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バレーボール

「すごく悔しい」男子バレー宮浦健人、スタメン起用に応えられず…無念の胸中を吐露「ひとつ殻を破らないと」【ネーションズリーグ】

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.06.08

期待に応えられず悔しさを滲ませた宮浦。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

期待に応えられず悔しさを滲ませた宮浦。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)の男子予選ラウンド第2週3戦目が6月7日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で行なわれた。日本はポーランドに0-3(17-25、15-25、20-25)のストレートで敗れ、1次リーグの通算成績を5勝2敗とした。
【PHOTO】メンバーを入れ替えて臨んだ世界ランク1位ポーランド戦は0-3ストレートで完敗

 この日は、石川祐希や高橋藍らの主力を温存し、これまで出場機会の少なかった選手たちにチャンスが与えられた。深津旭弘、宮浦健人、富田将馬、甲斐優斗、山内晶大、エバデダン・ラリー、そして小川智大がスタメンに名を連ねた。

 オーダーをガラリと変えて試合に臨んだものの、やはり世界ランキング1位の壁は高かった。オポジットの宮浦は、「良くないイメージが今日も残っていながらやっていたのかなっていうのはあって…。やっぱり相手が自分への対策をしてきているのに対して、そこにどうしようというか迷いがあったのかな」とやや曇った表情を浮かべていた。

「去年、ポーランドとやった時は、石川選手や高橋(藍)選手が苦しいところで決めてくれたので、わりと自分はらくなシチュエーションが多かったのかなっていう印象で。今日は苦しい場面でマークされた時に決め切れなかった」
 
 スタメン発表で宮浦の名前がコールされると、約8000人もの観衆からは盛大な歓声が送られた。チーム最多タイの10得点を挙げたものの、思うような結果を残せなかった宮浦は、「こういった期待してくださる方々がいるのに、自分のパフォーマンスができなかったのがすごく悔しい」と唇をかんだ。

 2022年から2シーズンにわたり、ポーランドやフランスでプレーし、さまざまな経験を積んできた。「もっともっと自分がこういう時チームを引っ張らないといけないと思っている。ひとつ殻を破らないと」と今後の成長を誓った。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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