6月8日、男子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第2週の最終戦が北九州市の西日本総合展示場で行なわれ、パリ切符を獲得している日本代表(世界ランク5位)は、今大会6戦全勝のスロベニア代表(同6位)と対戦。セットカウント3-1(25-23、19-25、26-24、25-21)で勝った。福岡ラウンドは3勝1敗で、大会通算6勝2敗となった。
【PHOTO】北九州市で開催中。バレーボールネーションズリーグ会場の雰囲気を写真でお届け!
強豪スロベニアを相手に輝きを放ったのが、オポジットの西田有志だ。アタック20、ブロック2、サービスエース4。チーム最多となる26得点を挙げた。「この試合はすごく楽しかった」と口にした左の大砲は、「もっと何かできたと思うので、もっと追求しながら、世界一のオポジットになりたいので、しっかりと努力していきたい」と力強く語った。
スロベニアのブロックが3枚でも、ストレートにクロスに、さまざまな形でスパイクを決めた。「本当にディープに打ち続けていましたし、でも、シャットされる部分もあったので、そこはもっと調整できたらと思う」と振り返りながら、「本当タフな試合になりましたし、そこをチームで勝てたことが良かった」と安堵した。
すでに男子バレーはパリ五輪の出場権は手にしているが、世界ランクを考えれば落とせる試合ではなかった。「そこ(世界ランク)を考えるのは、2コ、3コ先の話だったので、とりあえずこの試合に勝つということが自分たちに重要なことだった。そのなかでやっぱり、このタフな試合を勝ち抜けたことは良かったと思う」と西田は語っている。
6月12日からは、パリ五輪の出場権をかけて女子チームが、同じ西日本総合展示場で戦う。西田の妻、古賀紗理那がキャプテンを務める女子チームに向けて、「プレッシャーがかかるなかでの試合だと思いますけど、日本の男女とも五輪でプレーすることを僕たちは望んでいるし、日本中の皆さんも望んでいると思う。“結果を出せ”とは言わないですけど、バレーボールを楽しんで、やれることをやってくれたら僕らはうれしい」とエールを送った。
構成●THE DIGEST編集部
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スロベニアのブロックが3枚でも、ストレートにクロスに、さまざまな形でスパイクを決めた。「本当にディープに打ち続けていましたし、でも、シャットされる部分もあったので、そこはもっと調整できたらと思う」と振り返りながら、「本当タフな試合になりましたし、そこをチームで勝てたことが良かった」と安堵した。
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