鬼神のようなド迫力スパイクが脚光を浴びている。
6月8日、北九州市の西日本総合展示場で開催されたバレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」男子・予選ラウンドの第2週は最終戦が行なわれ、世界ランク5位(試合前)の日本代表はスロベニア代表(同6位)に接戦の末、3-1(25-23、19-25、26-24、25-21)で競り勝ち、福岡ラウンドを有終の美で飾った。
第1セットを先取した日本だったが、第2セットはスロベニアの左右からの強打、バックアタックなどに苦戦。流れを食い止められず、落としてしまった。しかし、第3セットで日本が誇る左の大砲・西田有志が覚醒する。サウスポーから、次々と“速くて強い”スパイクを相手コートに叩きつけて得点を積み重ねる。さらに、序盤から好調だったサービスエースも炸裂して、チームの得点源として大車輪の活躍。西田に引っ張られるように、日本は真骨頂の粘り強さを発揮。全員バレーでボールをつなぎ、このセットを奪取した。
王手をかけた第4セットも西田の勢いは止まらず、高い打点からスロベニアのブロックをぶち抜く。破壊力抜群のスパイクで有利に試合を進めた日本が押し切り、今大会6戦全勝だった難敵に初めて黒星をつけた。
アタック20、ブロック2、サービスエース4。チーム最多となる26得点を挙げ、まさにMVP級の活躍を見せた西田は試合後、「すごく楽しかった。タフな試合を勝ち抜けたことは良かったと思う」と答え、「もっと何かできたと思うので、もっと追求しながら、世界一のオポジットになりたいので、しっかりと努力していきたい」と、力強く語った。
殊勲の西田には、大会公式も熱視線を送っていた。『買取大吉バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会』の公式X(旧ツイッター)は、この試合4本のサービスエースを決めたサウスポー・エースのパフォーマンスに注目。天高く上げたボールを黄金の左腕で叩きつけて見事にサービスエースを奪った直後、「どーだ!」と言わんばかりのドヤ顔で観客にアピール。そして、チームメイトの輪に加わるときには顔をクシャッとさせた弾ける笑顔に戻り、喜びを分かち合った。
連日熱烈な応援を背に躍動した日本男子は地元開催を3勝1敗で勝ち越し、18日からフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週に弾みをつけた。
一方、12日からは同じ会場で女子がパリ五輪の出場権を懸けたラストチャンスに臨む。自身の妻であり、日本のキャプテンを務める古賀紗理那に向けて、「彼女たちは、彼女たちのバレーボールをやっているだけで、そこまでプレッシャーをかけずに、楽しめるような状態でやっていただけたら」とエール。「ぜひ、皆さんのお力添えをよろしくお願いします」と、引き続き熱い声援を要望している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】スロベニア戦でチーム最多26得点!進化が止まらないエース・西田有志のドヤ顔パフォーマンス
6月8日、北九州市の西日本総合展示場で開催されたバレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」男子・予選ラウンドの第2週は最終戦が行なわれ、世界ランク5位(試合前)の日本代表はスロベニア代表(同6位)に接戦の末、3-1(25-23、19-25、26-24、25-21)で競り勝ち、福岡ラウンドを有終の美で飾った。
第1セットを先取した日本だったが、第2セットはスロベニアの左右からの強打、バックアタックなどに苦戦。流れを食い止められず、落としてしまった。しかし、第3セットで日本が誇る左の大砲・西田有志が覚醒する。サウスポーから、次々と“速くて強い”スパイクを相手コートに叩きつけて得点を積み重ねる。さらに、序盤から好調だったサービスエースも炸裂して、チームの得点源として大車輪の活躍。西田に引っ張られるように、日本は真骨頂の粘り強さを発揮。全員バレーでボールをつなぎ、このセットを奪取した。
王手をかけた第4セットも西田の勢いは止まらず、高い打点からスロベニアのブロックをぶち抜く。破壊力抜群のスパイクで有利に試合を進めた日本が押し切り、今大会6戦全勝だった難敵に初めて黒星をつけた。
アタック20、ブロック2、サービスエース4。チーム最多となる26得点を挙げ、まさにMVP級の活躍を見せた西田は試合後、「すごく楽しかった。タフな試合を勝ち抜けたことは良かったと思う」と答え、「もっと何かできたと思うので、もっと追求しながら、世界一のオポジットになりたいので、しっかりと努力していきたい」と、力強く語った。
殊勲の西田には、大会公式も熱視線を送っていた。『買取大吉バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会』の公式X(旧ツイッター)は、この試合4本のサービスエースを決めたサウスポー・エースのパフォーマンスに注目。天高く上げたボールを黄金の左腕で叩きつけて見事にサービスエースを奪った直後、「どーだ!」と言わんばかりのドヤ顔で観客にアピール。そして、チームメイトの輪に加わるときには顔をクシャッとさせた弾ける笑顔に戻り、喜びを分かち合った。
連日熱烈な応援を背に躍動した日本男子は地元開催を3勝1敗で勝ち越し、18日からフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週に弾みをつけた。
一方、12日からは同じ会場で女子がパリ五輪の出場権を懸けたラストチャンスに臨む。自身の妻であり、日本のキャプテンを務める古賀紗理那に向けて、「彼女たちは、彼女たちのバレーボールをやっているだけで、そこまでプレッシャーをかけずに、楽しめるような状態でやっていただけたら」とエール。「ぜひ、皆さんのお力添えをよろしくお願いします」と、引き続き熱い声援を要望している。
構成●THE DIGEST編集部
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