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早田ひなvs張本美和の”パリ五輪代表対決”は全日本女王に軍配! 圧巻のストレート撃破で優勝!【卓球・WTTコンテンダーザグレブ】

THE DIGEST編集部

2024.06.09

女子シングルス決勝で激突した早田(左)と張本(右)。軍配は早田に上がった。(C) WTT

女子シングルス決勝で激突した早田(左)と張本(右)。軍配は早田に上がった。(C) WTT

”パリ五輪代表対決”は全日本女王に軍配が上がった。

 卓球の「WTTコンテンダーザグレブ」は現地6月9日、女子シングルス決勝が行なわれ、早田ひな(世界ランク5位)と張本美和(同8位)の日本人対決が実現。早田がゲームカウント4-0(11-8、12-10、11-8、11-3)のストレート勝ちで15歳を一蹴し、優勝を飾った。
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 第1ゲームから、お互い目にも止まらぬ速いラリーを展開する。早田が中盤に3点差をつけて有利に立つが、張本は持ち味のフォアで抵抗。しかしサーブミスもあり、最後は早田が力でねじ伏せて先取した。

 第2ゲームも、激しい火花が散る。張本の強打に早田が必死でさばき、時には早田の際どいコースを突く攻撃に張本が揺さぶられる。長いラリーで、終盤まで一進一退の攻防が続く。スコアが10-10までいくと、早田のフォアが決まり先にゲームポイントを握ると、最後は全日本女王の強打に張本が屈した。
 
 続く第3ゲームも、素早いラリーの応酬でポイントを積み重ねた早田。サービスエースを2本奪うなど、ここぞの場面で突き放して、王手をかける。

 加速的な進化で成長する張本から3ゲームを連取し、完全にリズムに乗った早田は6連続得点で序盤から点差を広げる。負けられない張本は必死で早田の球を返すが、百戦錬磨の女王のサーブやフォアに対応できず。あっという間にマッチポイントを握られると、そのまま一気に押し込まれて敗北を喫した。

 終わってみれば、早田が格の違いを見せつける圧巻のストレート勝利で、今季初めて国際大会のシングルスで頂点に立った。

構成●THE DIGEST編集部

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