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バレーボール

日本女子バレーが勝たなければならない”ワケ”。韓国戦ストレート負けなら「マイナス18.99点」の大きな痛手【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.12

福岡ラウンドの初戦、韓国戦に臨む主将の古賀。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

福岡ラウンドの初戦、韓国戦に臨む主将の古賀。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 女子バレーボールの「ネーションズリーグ(VNL)」の第3週・福岡ラウンドが6月11日に開幕し、12日はいよいよ日本代表が韓国代表との初戦を迎える。

 まだパリ切符を掴めていない世界ランク6位の日本女子は、韓国戦から運命の4試合に臨む。五輪のバレーボール女子の出場枠「12」のうち、すでに7か国(開催国のフランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済み。今大会で残る5つの出場枠に滑り込むには、予選ラウンド終了時の6月17日付の世界ランクでアジア最上位になるか、もしくは五輪出場権獲得チームとアジア枠とアフリカ枠を除く上位3チーム以内に入ることが条件となる。ゆえに、最終決戦となる福岡ラウンドでパリ五輪の出場可否が決まる、まさに大一番なのだ。
 
 しかも、今大会は勝敗はもちろん、世界ランク下位国に敗れると順位を大きく落とす可能性があるだけに、ポイント争いも重要なカギを握っている。

 現在の世界ランキングは、ランク差が大きいほど、上位国が敗れた場合に大幅にポイントがマイナスされる算出方法となっている。例えば、現在6位の日本は38位の韓国に3-0のストレート勝ちをしても「1.01点」、3-1または3-2の勝利だとしても「0.01点」しか加算できない。逆に、日本が2-3で敗れると「-13.99点」、1-3で負けると「-16.49点」と二桁も減点されるうえ、もしストレート負けだとすれば「-18.99点」となり、パリ五輪の出場権争いに大きな痛手となる。

 現在アジア最上位につける日本だが、同7位の中国が11日にブルガリア代表をストレートで撃破し、日本とのポイント差はわずか「0.07差」と僅差だ。日本は地元の声援を背に、パリ切符を懸けたラストチャンスに挑む。

【女子バレーボール・世界ランキング】
1位:トルコ★ 388.69ポイント
2位:ブラジル★ 382.13ポイント
3位:ポーランド★ 373.16ポイント
4位:イタリア 364.89ポイント
5位:アメリカ★ 348.78ポイント
6位:日本 329.62ポイント
7位:中国 329.55ポイント
※★は五輪出場決定国。12日午後12時時点

構成●THE DIGEST編集部

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