女子バレーボール「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週、日本代表(6月12日時点世界ランク6位)は6月13日、福岡県北九州市の西日本総合展示場でカナダ代表(同10位)と対戦し、フルセット(25-23、25-22、20-25、21-25、14-16)にもつれ込む死闘の末、敗れた。対照的に同日、五輪出場を決めた中国のメディアがこの敗戦を報じた。
【PHOTO】どんなトスでも打ち切る! エース古賀紗理那を特集 日本は勝てば五輪出場決定という大一番に、絶対的エースの古賀紗理那(アウトサイドヒッター)をはじめ、石川真佑(同)、林琴奈(同)、岩崎こよみ(セッター)、荒木彩花(ミドルブロッカー)、山田二千華(同)、福留慧美(リベロ)と不動のスタメンで臨んだ。
第1セットは序盤から3-6とリードを奪われる展開。石川の連続得点で10-10とすると、前日時点で大会総得点176点でランキング2位につける古賀のスパイクでリードを奪う。その後はシーソーゲームの流れとなるも、好調石川のスパイク、宮部藍梨(ミドルブロッカー)のクイック、林の連続得点で第1セットを奪う。
第2セットは宮部のBクイック、ブロックで6-2と突き放すもカナダも追いつき一進一退の攻防に。途中出場の井上愛里沙(アウトサイドヒッター)が交代直後から2連続得点を見せるなど層の厚さを発揮し、25-22でセットを奪取した。
五輪出場に王手をかけた第3セットはカナダ優勢で試合が進むも、日本は大量リードを許さない粘りのバレーで食らいつき、古賀のスパイクで16-16とついに同点に。しかし、絶好調の荒木を投入しBクイックで勝負をかけるもブロックに阻まれ、20-25でセットを落とす。
勝負を決めたい日本は第4セットも接戦を繰り広げたが、前日時点で大会総得点ランキング3位(166点)のキアラ・バンライク(アウトサイドヒッター)、アレクサ・グレイ(同)のスパイクで得点を許す展開に。最大14-21と7点差をつけられたところから勢いを取り戻せず、21-25で逆王手をかけられる。
運命の第5セット、ブロックポイントで先制点を奪うと、エース古賀の気迫のスパイクなどで接戦ながらも終始主導権を握るが、徐々にカナダの逆転を許し、最後はデュースに持ち込むも相手の強打を抑え切れず、敗退した。
一方、五輪出場の切符を日本代表と争っていた中国代表は、この日の試合はなかったものの、オランダ代表がアメリカ代表にストレート負けしたことで、五輪出場が確定していた。
その中国の地元メディア『網易体育』は、今回の日本代表の敗戦について、「日本は(VNL予選において)勝点21で順位4位に留まるとともに(世界ランクポイントは)7.69ポイント減点され、アジア1位の座を失い、中国代表は別のプレゼントを受け取った」と中国が五輪出場を決めただけでなく、世界ランクでアジア勢トップに返り咲いたと報じた。
日本は1日遅れて、日本バレーボール協会(JVA)がパリ五輪出場決定を発表。 国際バレーボール連盟(FIVB)およびバレーボールワールド(VW)から、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の出場条件を満たした旨の通知を受け取ったとした。
6月15日には、同じく五輪出場を決めているセルビア(世界ランク8位)と対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】日本もよく粘った、カナダ戦最終セットの攻防!
【PHOTO】どんなトスでも打ち切る! エース古賀紗理那を特集 日本は勝てば五輪出場決定という大一番に、絶対的エースの古賀紗理那(アウトサイドヒッター)をはじめ、石川真佑(同)、林琴奈(同)、岩崎こよみ(セッター)、荒木彩花(ミドルブロッカー)、山田二千華(同)、福留慧美(リベロ)と不動のスタメンで臨んだ。
第1セットは序盤から3-6とリードを奪われる展開。石川の連続得点で10-10とすると、前日時点で大会総得点176点でランキング2位につける古賀のスパイクでリードを奪う。その後はシーソーゲームの流れとなるも、好調石川のスパイク、宮部藍梨(ミドルブロッカー)のクイック、林の連続得点で第1セットを奪う。
第2セットは宮部のBクイック、ブロックで6-2と突き放すもカナダも追いつき一進一退の攻防に。途中出場の井上愛里沙(アウトサイドヒッター)が交代直後から2連続得点を見せるなど層の厚さを発揮し、25-22でセットを奪取した。
五輪出場に王手をかけた第3セットはカナダ優勢で試合が進むも、日本は大量リードを許さない粘りのバレーで食らいつき、古賀のスパイクで16-16とついに同点に。しかし、絶好調の荒木を投入しBクイックで勝負をかけるもブロックに阻まれ、20-25でセットを落とす。
勝負を決めたい日本は第4セットも接戦を繰り広げたが、前日時点で大会総得点ランキング3位(166点)のキアラ・バンライク(アウトサイドヒッター)、アレクサ・グレイ(同)のスパイクで得点を許す展開に。最大14-21と7点差をつけられたところから勢いを取り戻せず、21-25で逆王手をかけられる。
運命の第5セット、ブロックポイントで先制点を奪うと、エース古賀の気迫のスパイクなどで接戦ながらも終始主導権を握るが、徐々にカナダの逆転を許し、最後はデュースに持ち込むも相手の強打を抑え切れず、敗退した。
一方、五輪出場の切符を日本代表と争っていた中国代表は、この日の試合はなかったものの、オランダ代表がアメリカ代表にストレート負けしたことで、五輪出場が確定していた。
その中国の地元メディア『網易体育』は、今回の日本代表の敗戦について、「日本は(VNL予選において)勝点21で順位4位に留まるとともに(世界ランクポイントは)7.69ポイント減点され、アジア1位の座を失い、中国代表は別のプレゼントを受け取った」と中国が五輪出場を決めただけでなく、世界ランクでアジア勢トップに返り咲いたと報じた。
日本は1日遅れて、日本バレーボール協会(JVA)がパリ五輪出場決定を発表。 国際バレーボール連盟(FIVB)およびバレーボールワールド(VW)から、第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の出場条件を満たした旨の通知を受け取ったとした。
6月15日には、同じく五輪出場を決めているセルビア(世界ランク8位)と対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
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