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バレーボール

「悔しさを晴らしたかった」カナダ戦で途中交代の石川真佑が明かした胸中。パリ五輪出場決定で目指す“理想の自分”とは?【ネーションズリーグ】

大田更紗(THE DIGEST編集部)

2024.06.16

力強いプレーで会場を沸かせた石川。弾ける笑顔が印象的だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

力強いプレーで会場を沸かせた石川。弾ける笑顔が印象的だった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)の女子予選ラウンド第3週の第3戦が6月15日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で行なわれた。日本はセルビアを3-0(25-22、25-18、25-15)のストレートで下し、1次リーグの通算成績を8勝3敗とした。
【PHOTO】お揃いのキャップをかぶりパリ五輪出場を祝うバレー女子日本の選手たち

「カナダ戦での悔しさもあったので、今日は結果を出せて良かった」

 試合後のミックスゾーンで石川真佑は、すっきりとした表情を浮かべていた。13日のカナダ戦では、思うような結果を残せず途中交代。だが、この日はチーム最多の17得点を挙げる活躍でチームの勝利に貢献し、「今日はしっかりスタートから入って、悔しさを晴らしたかった」と負けず嫌いな一面をみせた。
 
 14日には、事実上パリ五輪の出場が決定した日本。その大舞台に向けて、アウトサイドヒッターは「点数をとれる選手はたくさんいるが、そのなかでも勝負所で決めきるポジション。オフェンスだけでなくディフェンスでもチームに貢献し、波のないプレーをしていきたい」と選手としての理想像を明かした。

 3年前の東京五輪は、開催国枠で出場は確保されていたが、今回は自力で切符を掴み取った。2023-24シーズンからイタリア・セリエAに渡り、さらに進化した若きエースは、「東京五輪の時より、自分自身成長している部分もあるので、新しい気持ちでパリ五輪に臨めると思う」と開幕まで2か月をきったパリ五輪に胸を弾ませた。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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