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レッドブル首脳陣も「成長著しい」と絶賛! 今季飛躍を遂げた角田裕毅には多方面から賛辞。専門メディアの仮想企画ではフェルスタッペンとコンビ結成も!

THE DIGEST編集部

2024.06.18

今シーズンはここまで9戦を終えて5戦でポイントを獲得している角田。(C)Getty Images

今シーズンはここまで9戦を終えて5戦でポイントを獲得している角田。(C)Getty Images

 今季9戦を終えた時点で、5戦(スプリントを含めれば6レース)でポイントを獲得しているビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅。トップ5に割って入っての快進撃には、多くの賛辞が寄せられ、各国メディアからは高評価が下されている。

 レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、「ユウキはF1に参戦して以来、大きく変わった。現在の彼は非常に成長著しい。彼は感情的なドライバーだが、ミスを抑えることができるようになった」とF1でのキャリアが4年目に突入した角田を称賛し、「彼には他チームからの引き合いもあったが、まだ若く、我々の型に合っているため、契約をもう1年延長した」と明かした。

 一方、契約延長のオプションを例年より3か月も早く行使したRBのローラン・メキーズ代表も、「ユウキはトップクラスのドライバーのひとりに名を連ねるまでになっている。今、我々が眠れない理由が何かと訊かれたら、それは彼がさらに成長できる環境を提供しなければならないという責任を感じているからだ。我々は、彼の成長がこれで最後だとは思っていない。これが続けば、この先、彼は大きな成長を手にする可能性がある」と語り、角田の今後に期待を寄せている。

 また『MOTORSPORT WEEK』は、「角田は今季、9戦中5戦で入賞を飾り、より実績のあるチームメイトのダニエル・リカルドに10ポイント差をつけるなど、素晴らしいスタートを切った。レッドブルはセルジオ・ペレスと2年間の契約延長にサインしたにもかかわらず、角田をオプションとして失いたくないと考えている」と、この日本人ドライバーの価値が上昇したことを強調した。
 
 同じく英国のF1専門サイトである『F1 OVERSTEER』も、「角田はRBで活躍。彼は現在ドライバーチャンピオンシップで、パドックの下位半分にいるライバル全員とアストンマーティンのランス・ストロールを抑えてトップ10につけており、予選ではリカルドを一貫して上回り、決勝ではチームに多くのポイントをもたらしている。表彰台に上がっていないドライバーの中では、最速のひとりである」と、終始ポジティブに彼を評している。

 そして『PLANETF1.COM』は、現在注目を集めている来季に向けてのストーブリーグを取り上げ、「もし各チームのドライバーがアカデミー出身者限定となったら?」という面白い仮定で、現役ドライバーや現在は下部チームに在籍するドライバーを対象に、ベストと思われるラインナップを発表。全10チームの顔ぶれは、以下の通りである。

レッドブル:マックス・フェルスタッペン&角田裕毅
フェラーリ:シャルル・ルクレール&セルジオ・ペレス
マクラーレン:ルイス・ハミルトン&ランド・ノリス
メルセデス:ジョージ・ラッセル&キミ・アントネッリ
アストンマーティン:フェリペ・ドルゴビッチ&ジェシカ・ホーキンス
RB:カルロス・サインツ&リアム・ローソン
ハース:ピエトロ・フィッティパルディ&オリバー・ベアマン
アルピーヌ:オスカー・ピアストリ&ジャック・ドゥーハン
ウィリアムズ:ランス・ストロール&ローガン・サージェント
ザウバー:テオ・プルシェール&ゼイン・マロニー

 同メディアは、レッドブルについて「最も健全なアカデミープログラムを有するチームであり、この仮説のシナリオにおいても選択肢に事欠かない。2014年にアカデミーに参加したマックスは確定だが、もうひとつのシートの候補は角田かリカルドのどちらかとなるだろう。いずれも利点はあるが、このところのパフォーマンスを考えれば、角田が選ばれるべきだ」と綴っており、ここでも勢いのある24歳が高く評価されている。

構成●THE DIGEST編集部

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