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バレーボール

世界ランク3位→6位に転落…石川祐希が「不安定だった」と敗戦を振り返るも気持ちは次戦へ「すぐに切り替えて修正する」【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.19

不調だった石川(左)と今季までチームメイトだった相手に徹底的に対策された髙橋藍。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

不調だった石川(左)と今季までチームメイトだった相手に徹底的に対策された髙橋藍。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 男子バレー日本代表は6月18日、バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週初戦、フィリピンのマニラで行なわれたカナダ代表との一戦をフルセットにもつれ込む熱戦の末に、2-3(21-25、25-20、15-25、25-20、10-15)で落とした。

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 カナダとの一戦は西田有志(オポジット)、石川祐希(アウトサイドヒッター)、高橋藍(同)、小野寺太志(ミドルブロッカー)、山内晶大(同)、関田誠大(セッター)、山本智大(リベロ)のスタメンで挑んだ。

 第1セットは西田のスパイクで口火を切るもカナダの高いブロックに阻まれ劣勢の展開に。14-23から西田のサーブ、スパイクなどで6連続得点するも21-25でセットを先制される。第2セットは高橋藍の2連続サービスエースなど、サーブで流れを取り戻し25-20と試合を振り出しに戻す。しかし第3セットはカナダに終始圧倒され、15-25と王手をかけられる。

 奪われれば敗戦となる第4セットは途中出場の高橋健太郎のクイック、石川、西田のスパイクなどで食らいつき、石川の連続サービスエースでついに逆転。勢いそのままセットを奪取した。最終第5セットは石川、高橋藍、西田らのスパイクがことごとく止められ、山内の奇襲などで追いすがるもカナダの勢いは止まらず、10-15で敗れた。

 試合後、敗因について聞かれた石川は、「カナダのサーブが良かったのと僕たちがレセプション(サーブレシーブ)で耐えられなかったところ、僕たちのサーブも向こうにキープされて簡単に決められるところがあった。僕のサーブレシーブが不安定だったのでそこを改善していかなくては」と振り返った。

 また、次戦オランダ戦に向けては、「負けた後の次の試合の入りがとても大事になるので、すぐに切り替えて今日悪かったところは反省して2日間で少しでも修正できる部分は修正して気持ち切り替えて臨みたいと思う」と語った。

 カナダ戦の敗戦を受けて、日本の世界ランクは3位から6位にダウン。パリ五輪では世界ランク6位以下になると予選から強豪との対戦を強いられる可能性が高いため、次戦以降も第2戦のオランダ(世界ランク13位)、第3戦のフランス(同7位)、最終戦のアメリカ(同4位)と一戦も落とせない試合が続く。

 6月18日終了時点の最新世界ランキング・トップ13(★=五輪出場決定国。カッコ内はVNL試合消化数)は以下の通りだ。

【男子バレーボール・最新世界ランキング】
1位:ポーランド★ 410.36ポイント(8)
2位:イタリア 366.30ポイント(8)
3位:ブラジル★ 344.13ポイント(9)
4位:スロベニア 343.23ポイント(9)
5位:アメリカ★ 338.77ポイント(8)
6位:日本★ 338.08ポイント(9)
7位:フランス★ 322.56ポイント(8)
8位:アルゼンチン 294.17ポイント(9)
9位:カナダ★ 254.54ポイント(9)
10位:セルビア 251.55ポイント(8)
11位:キューバ 250.64ポイント(8)
12位:ドイツ★ 244.45ポイント(8)
13位:オランダ 216.07ポイント(9)

構成●THE DIGEST編集部

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