バレーボール

日本がベスト4進出! パリ五輪を見据え、”監督&主力不在”の中国をストレートで下す! 初の表彰台まで、あと1勝【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.20

日本は中国を撃破し、準決勝進出を果たした。(C)Volleyball World

 初の表彰台まで、あと1勝に迫った。

 現地6月20日、バレーボールのネーションズリーグは女子の決勝ラウンドがタイ・バンコクで開催され、1次リーグを8勝4敗の5位で終えた日本代表(世界ランク7位)は準々決勝でアジアの覇権を争う中国(同6位)と対戦し、古賀紗理那がチーム最多22得点を挙げる活躍でセットカウント3-0(25-21、25-21、25-22)のストレート勝利を収め、ベスト4進出を果たした。
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 前日にはパリ五輪の1次リーグ組み合わせが決定した。日本は世界ランク1位のブラジル、同4位のポーランド、同20位のケニアと同じB組。一方の中国は開催国のフランス、同5位のアメリカ、同9位のセルビアら難敵が集うA組に入った。

 対戦相手も決まり、五輪代表メンバー12人をかけた熾烈な争いも激しさを増している。日本はセッターに岩崎こよみ、アウトサイドヒッターに古賀紗理那、石川真佑、林琴奈ら不動のメンバーで臨み、ミドルブロッカーは山田二千華と荒木彩花を置き、注目のリベロには福留慧美を起用した。逆に中国はパリ五輪本番を見据え、蔡斌監督と予選ラウンドを戦った主力選手は国内調整に励み、若手と臨時コーチで臨んだ。
 
 第1セットは序盤から日本が主導権を握り、中国を翻弄する。古賀や石川のスパイクが効果的に決まり、リードを保ったまま先取した。

 第2セットは中国にペースを握られて常に先手を許すも、岩崎のトスから古賀のバックアタックが炸裂して流れを変える。さらにサービスエースも決まり、攻守でチームを牽引する主将の活躍で逆転に成功。最後は宮部藍梨がネット際の攻防を押し切って連取した。

 第3セットはお互い点を取り合う展開となるが、先にマッチポイントを握った日本が石川のスパイクが決まり、25-22で振り切った。

 負けたら終わりの一発勝負を制した日本は22日の準決勝で、このあと行なわれる第2試合のブラジル対タイの勝者とファイナル進出をかけて対戦する。
 
構成●THE DIGEST編集部

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