バレーボール

パリ五輪・男子バレーの出場枠は残りひとつ! セルビアとキューバが熾烈なデッドヒート、日本に完敗を喫したオランダは絶望的に【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.22

日本(赤)に完敗を喫したオランダ(白)はパリ行きがほぼ消滅。残る1枠は2か国の争いに。(C)Volleyball World

 男子バレーボールのパリ五輪出場権を巡る争いは最終局面を迎えている。

 現地6月21日、男子ネーションズリーグ(VNL)1次ラウンドがフィリピンとスロベニアの2会場で開催された。世界ランキング4位の日本男子代表はマニラで同13位のオランダと対戦。3-0のストレート勝ちを収めて7勝目を挙げ、決勝ラウンド進出を決めた。
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 パリ五輪・男子バレーボール競技には12か国がエントリーする。開催国フランスに加えて、昨年の最終予選で日本、ポーランド、アメリカ、ブラジル、ドイツ、カナダが出場切符を掴んだ。残るは5枠だが、アフリカ最上位枠でエジプト(同20位)の出場が事実上決まっており、実際は4枠しかない。今回の1次ラウンドが終わる6月23日時点での世界ランキングが指標となる。

 そして1次ラウンドの第3週が始まるとイタリア、スロベニア、アルゼンチンの出場が続々と確定。ついに残るは1枠となり、10位・セルビアと11位・キューバによる一騎打ちの様相を呈している。13位のオランダにもまだ可能性はあったが、金曜日に日本にストレート負けを喫し、上位2か国との差が50ポイント近くに開いたため、もはや絶望的と言わざるを得ない。

 その両国は、21日にキューバがブルガリア(同19位)を3-0で一蹴すると、その後に行なわれた試合でセルビアもトルコ(同16位)に3-1の逆転勝ちと一歩も譲らない。2チームの差はわずか「8.39ポイント」。セルビアは残る2戦をポーランド(同1位)、スロベニア(同3位)を相手に戦い、残り1試合のキューバはポーランドと対峙する。いずれも格上が相手だけに最後は"負け方"が明暗を分ける可能性もありそうだ。
 
 6月21日終了時点の最新世界ランキング・トップ13(★=五輪出場決定国。カッコ内はVNL試合消化数)は以下の通りだ。

【男子バレーボール・最新世界ランキング】
1位:ポーランド★ 422.15ポイント(10)
2位:イタリア★ 363.44ポイント(10)
3位:スロベニア★ 343.24ポイント(10)
4位:日本★ 341.78ポイント(10)
5位:アメリカ★ 332.37ポイント(10)
6位:ブラジル★ 324.22ポイント(11)
7位:フランス★ 315.16ポイント(10)
8位:アルゼンチン★ 294.70ポイント(11)
9位:カナダ★ 278.55ポイント(11)
10位:セルビア 260.08ポイント(10)
11位:キューバ 251.69ポイント(11)
12位:ドイツ★ 246.01ポイント(10)
13位:オランダ 205.93ポイント(11)

構成●THE DIGEST編集部

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