リベンジを完遂し、2年連続4強入りを決めた。
現地6月27日、バレーボール最強国を決める「ネーションズリーグ(VNL)」はノックアウトステージの決勝ラウンドがポーランド・ウッチを舞台に開幕し、2年連続のメダルを狙う日本代表(世界ランク2位)はパリ五輪に出場するカナダ代表(同9位)と準々決勝で激突。セットカウント3-0(26-24、25-18、26-24)のストレートで下し、2年連続ベスト4進出を決めた。
パリ五輪の開幕まで1か月を切った男子バレーボール。52年ぶりの金メダル奪還を目指し、オリンピックの前哨戦として位置付ける今大会で決勝進出を狙うフィリップ・ブラン監督はエースの石川祐希、西田有志、関田誠大ら不動のメンバーを中心に小野寺太志と山内晶大の両ミドルブロッカーを置き、成長著しい23歳の大塚達宣をスタメンで起用。リベロはパリ五輪の代表メンバー入りを果たした山本智大でスタートした。なお、高橋藍は左足首を痛めており、引き続きリザーブ登録となっている。
日本は石川と大塚が連続得点し、小野寺のサービスエース、そしてブロックポイントで11対7でリードを奪う。しかし、カナダがサーブで日本の守備を崩しながら、バックセンターから相手エースのマーが強烈スパイクでじりじり点差を詰めて18対18の同点に追い付く。
終盤は1点ずつを取り合う緊迫した展開となり、日本はここぞの場面で石川が連続ポイントを挙げセットポイントを奪う。だが相手のサーブで崩され、再び日本は同点に追い付かれてデュースにもちこまれたが、最後はキャプテンの弾丸サービスエースに相手は一歩も動けず。日本が白熱の第1セットを26-24で制した。
第2セットも石川の打点の高いスパイク、バックセンターから大塚が2連続得点を決めるなど、日本が効果的に得点を積み重ねて先手を奪う。特に大塚は中盤からサービスエースを奪うなど、このセットのスコアラーとして躍動した。終盤には予選ラウンドのアメリカ戦で大活躍した宮浦健人が途中出場し、サーブで相手の守備の乱れを誘うなど、カナダを大きく突き放して日本が連取した。
負ければ敗退となるカナダは第3セットで意地の反撃を見せ、日本は中盤まで2点のビハインドを追う。一気に押し切りたい日本は石川の渾身スパイク、リベロ山本の守備範囲の広さで同点に追い付くと、宮浦の剛腕と石川のブロックポイントが立て続けに決まり、ベスト4進出に王手をかける。再びカナダが追いつく底力を見せるも、最後は頼れる主将が相手コートにボールを叩きつけ、力でねじ伏せた。
前週の予選ラウンド・フィリピン大会で逆転負けを喫したカナダとの再戦を勝利し、ベスト4進出を確定させた日本はスロベニア(世界ランク3位)対アルゼンチン(同8位)の勝者と、現地29日にファイナル進出をかけて戦う。
構成●THE DIGEST編集部
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日本は石川と大塚が連続得点し、小野寺のサービスエース、そしてブロックポイントで11対7でリードを奪う。しかし、カナダがサーブで日本の守備を崩しながら、バックセンターから相手エースのマーが強烈スパイクでじりじり点差を詰めて18対18の同点に追い付く。
終盤は1点ずつを取り合う緊迫した展開となり、日本はここぞの場面で石川が連続ポイントを挙げセットポイントを奪う。だが相手のサーブで崩され、再び日本は同点に追い付かれてデュースにもちこまれたが、最後はキャプテンの弾丸サービスエースに相手は一歩も動けず。日本が白熱の第1セットを26-24で制した。
第2セットも石川の打点の高いスパイク、バックセンターから大塚が2連続得点を決めるなど、日本が効果的に得点を積み重ねて先手を奪う。特に大塚は中盤からサービスエースを奪うなど、このセットのスコアラーとして躍動した。終盤には予選ラウンドのアメリカ戦で大活躍した宮浦健人が途中出場し、サーブで相手の守備の乱れを誘うなど、カナダを大きく突き放して日本が連取した。
負ければ敗退となるカナダは第3セットで意地の反撃を見せ、日本は中盤まで2点のビハインドを追う。一気に押し切りたい日本は石川の渾身スパイク、リベロ山本の守備範囲の広さで同点に追い付くと、宮浦の剛腕と石川のブロックポイントが立て続けに決まり、ベスト4進出に王手をかける。再びカナダが追いつく底力を見せるも、最後は頼れる主将が相手コートにボールを叩きつけ、力でねじ伏せた。
前週の予選ラウンド・フィリピン大会で逆転負けを喫したカナダとの再戦を勝利し、ベスト4進出を確定させた日本はスロベニア(世界ランク3位)対アルゼンチン(同8位)の勝者と、現地29日にファイナル進出をかけて戦う。
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