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モータースポーツ

F1の舞台にトヨタが“電撃復帰”か、中継に映り込んだTGR関係者の姿に「すでにハースと協力関係にある可能性が高い」と海外報道

THE DIGEST編集部

2024.07.10

2009年、社長就任直後にF1徹底を発表した豊田章男会長。(C)Getty Images

2009年、社長就任直後にF1徹底を発表した豊田章男会長。(C)Getty Images

 日本が誇る自動車メーカーの雄に“まさか”の復活劇の可能性が出てきた。

 7月10日、トヨタがF1チームのハースと提携する噂がX(旧ツイッター)でにわかに浮上し、日本のモータースポーツ事情に詳しい有名記者クライン・ジェイミー氏も噂に関する新情報を紹介するなど、盛り上がりを見せている。

 先日開催されたF1イギリスGPの中継で、ハースのガレージにチーム代表、小松礼雄氏の家族が紹介で映し出された際、後方にトヨタのモータースポーツ部門『TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)』のモータースポーツ担当部長兼技術室室長を務める加地雅哉氏もおり、一部のファンの間で話題になっていた。

 そして今回、ジェイミー氏がXに投稿した内容によると、今年6月に行なわれたル・マン24時間レースに参戦したTGRのホスピタリティ(チーム関係者やゲストをもてなす場)に小松氏の姿があったといい、両者の関係がより注目を集めている。

 この噂については専門メディア『Racing News 365』も反応。「トヨタがハースと提携して2026年型マシンのシャシーを製造する、あるいはすでに協力関係にある可能性が高い」とした。また、トヨタは技術提携だけでなく、最終的に自社でPU製造をする可能性も否定できないとした。

 トヨタは2002年から09年まで「パナソニック・トヨタ・レーシング」の名前でF1にフルコンストラクター(シャシーからエンジンまで自社で製造するチーム)として参戦し、140レースに出走、表彰台3回、ポールポジション3回を獲得、2005年にはコンストラクターズランキング4位に輝くも、優勝は1度も果たせなかった。

 現在、WEC(世界耐久選手権)やWRC(世界ラリー選手権)など海外シリーズに参戦しているトヨタ。F1でも昨年からマクラーレンのリザーブドライバーとして、TGRの平川亮が開発テストなどに携わっているほか、今季からF2には同じくTGRの宮田莉朋がロディンから参戦しているなど、トヨタがF1の世界に徐々に復帰を果たしている。

 昨季わずか12ポイントで最下位に終わったハースは今シーズン、小松氏がチーム代表に就任し、すでに27ポイント獲得の7位。中団勢ではホンダの技術提供を受けるRBに肉薄している。この躍進を同じく日本を代表する自動車メーカーのトヨタが支えることになるのか、今後の動向がきになるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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